前回の投稿でスカードをカーディングすると書いたのですが、せっかくなのでグリージーフリース(刈り取ったままの汚れた羊毛)を洗うところから始めたいと思います。
作業全般そうなのですが、洗い方や紡ぎ方は自己流です。用語の使い方も間違えているかもしれませんので「こういうやり方の人もいるんだなー」くらいに見ていただけるとありがたいです。
こちらがグリージーフリースです。一度洗ってるので正確にはグリージーフリースではないです……。
部位ごとに分けて一度洗って保管しているのですが、比較的汚れているものを洗おうと思います。

羊毛の部位
お魚やお肉のように、羊毛にも部位によって違いがあります。

ネック(首)…ゴミが多いが比較的品質は良い。毛は細め。
ショルダー(肩)…一番品質が良い。最上級の部位。
サイド(お腹)…ショルダーに次いで品質が良い。
バック(背中)…日光や雨の影響を受けやすいため、乾燥などダメージや汚れが多く毛は短い。
ブリッジ(後ろ足)…毛は粗く太い。ゴミや汚れも多め。
ランプ(お尻)…汚れていて使えないことが多い。
所持している部位はサイド、ブリッジ、ショルダーです。他は洗いきれず酸化させて(使えない状態になって)しまい破棄してしまいました(もったいない……)
今回は比較的クリージーフリースに近く汚れの多いブリッジを洗います。
品種は不明です。雑種(クロスブレッド)かもしれません。
ゴミ取り
ゴミが多いので洗う前にスカーディング(ゴミ取り)をします。少しずつ羊毛を引っ張って、繊維をほぐすとゴミが落ちていきます。手で取れそうなゴミは指でつまんで取ります。
この量の羊毛で

このくらいゴミが出ます。

2~3時間くらいスカーディングをしていました。動画を見ながら作業できるのですが、流石に疲れました……!
手をよく嗅いでみるとうっすら牧場の匂いがします。
羊毛を洗う
ゴミを粗方取ったら洗剤を入れた40℃のお湯で揉んだりせず、軽く押し洗いします。
羊毛に対して2~4%の洗剤を使用するのですが、1回洗ってあるので少なめにして60gに対して1gちょっとにしました。洗剤はモノゲンという専用のものを使用します。

洗い終わり触れるくらいの温度になったら、鍋をお風呂場に持っていき水を捨てます。羊毛は急な温度変化に弱いので軽く脱水して、40℃くらいのお湯で優しくすすぎます。
このように底にゴミや汚れが溜まりやすいので、上下をひっくり返してすすぎを繰り返します。

すすぎが終わったら脱水です。洗濯ネットに羊毛を入れて洗濯機で脱水するのが主流なのですが、量が多くないのとフェルト化(繊維が絡まって固まってしまうこと)が怖いのでひとつかみ取ってぎゅっと握って脱水しました。

脱水が終わったあと、まだゴミが多い気がしたのでひとつかみずつお湯の中でやさしくほぐしゴミをなるべく落として、上記と同じ方法で脱水します。

脱水が終わったら干物ネットにふんわり広げて入れてベランダで陰干しします。

数日干しました。気温の低い日はお風呂場で換気扇を回して干してました。
干し終わったものがこちらです。ちょっと油分を落としすぎたのか少しパサついています。

洗い終わりましたがゴミがまだたくさん残っているので、次回は色々な方法を試してみてゴミを効率的に取れないか試行錯誤してみたいと思います。
