こちらの記事や作品を見た人が、ふかふかの何かで包まれたような安心感、優しさに触れた気持ちになってほしいです。
今回は、ポーチがメインの作品を紹介していきたいと思います。
こちらは、白いフェルトで作ったポーチです。
ふたは、ボタンで開けたり、閉めたりできます。
ふたを開けると、刺繍された子がポーチに手を入れて何かを取ろうとしています。
どうやらばんそうこうを取ろうとしているみたいです。
裏は、この子↑が出したばんそうこうが、ハート(心)のポッケに入っています。
ハート(心)の表面がマジックテープで黒くなっています。
そこに、お好みでばんそうこうを、貼ったり、はがしたりできます。
Q.この作品を作ろうと思ったきっかけは何ですか?
A. 服の胸ポケットに、顔がひょっこり出ているデザインがかわいいと思ったからです。
そして、作っていくうちにある気持ちがわいたのです。
「ポーチの子が、飾りではなくて
気持ちのやり取りができる何かであればいいな」
「今、ポーチの子が目の前にいる人だけを見てほしいな」
「心の傷や痛みに対して、目に見える形でばんそうこうを貼れたらいいな」
いつも、自分にはこの子がいるから大丈夫と思えるものがいたらいいと
思ったからです。
いつも、心の状態を分かってもらえるものがいたらいいと
思ったからです。
自分自身が、実際に心の傷を手当てすることができれば、心の傷が自覚できて、
心の痛みが和らぐような気がしたからです。
Q.この作品を見た人に伝えたいことは何ですか?
A. 裏の部分は見た人自身の感覚で、つらさや痛みを感じた時に、
ばんそうこうを貼ったり、はがしたりして欲しいです。
周りがなんと言われようと、辛さの大きさは一緒ではないと思いますので。
傷の痛みは、今までの経験、感じ方、考え方、その時の状態が絡まり合って、出るものだと思いますので。
ポーチの子は、例え、その痛みが思い込みであっても、
事実を知っていたら違う気持ちになっていたとしても、
「ほとんどの人が、この出来事に対しては、こんな反応をするだろう」
みたいな、
「普通」の感覚とは、違う反応だったとしても、
この子は、最初に感じた反応に目を向けています。
「いいよ」と言っています。