今回で三回目の革細工の記事となります。
色々な革細工を作って来たのだな、と思いながらこの記事を書いています。
やっぱり革細工は楽しみながらやれていたんだなと思う次第です。
小銭入れ
さて、今回説明しようと思っている革細工は小銭入れです。
この小銭入れの色合いは、良い感じになりましたがなんか少し地味に見えてしまうモノでした。
作るのが難しくて色々と難儀しました。
ですが、結果的には作る事は本当に上手く作る事が出来ました。
今回作った小銭入れは元々が小さいモノでした。
革細工で小さい物を作るのは結構難しいです。
前までに作っていた小物を作るのとは全く別の難しさがありました。
ですが、こうして完成すると感無量と言う感じでした。
それでは、説明をしたいと思いますのでのんびりと読んで行って下さいませ。
今回の小銭入れは黒の革を用いて、黒い糸縫い合わせ金色のボタンを付ける事で作りました。
ボタンはワンポイントにもなるようにと金色を選びました。
閉じた状態の画像が無いのですが、こちらの小銭入れは閉じると外側からボタンが見えず、開ければ画像の状態の様に見える感じに作りました。
この小銭入れは革自体がしっかりと黒い革だったので、縫い合わせた糸位は明るい色にしても良かったかな?と思う所もあります。
ですが代わりに小銭入れを空けた時に金色のボタンが出てくるのが良い感じじゃないかと思っている次第です。
このボタンを革に付けるのもかなり大変で、革を縫うよりも先にボタンを付けないといけないと言う手順があります。
この手順以外にも意外とやってしまう失敗として、ボタンを付ける位置を少し間違えるとボタンをくっつける事が出来なくなったり、表と裏を逆に付けてしまったり、ずれてしまったりします。
こういったボタンは革細工に限らず服のなどでも同じですが、少しでもずれてしまうとやっぱりきちんと嵌める事が出来ないので丁寧に型紙からしっかりと作っておかないといけないので作るのは難しくないとは言えないです。
さらに今回のこの小銭入れの場合は手に馴染む程度の小物として作ったので普通に作るよりも難しかったです。
ですがその分、作るのがとても楽しかったのでゆっくりとではありながら完成させる事が出来ました。
ペンケース
こちらの方は淡い茶色の革で作ったペンケースです。
見ての通り、多くのペンを入れる事が出来ません。
多くても3本が限界で、使い勝手が少し悪いように感じるかも知れません。
ですが、実際に使ってみると3本あれば十分だと言うことが分かり、かなり使いやすいものとなっております。
比較的ケースとして小さい事もあり場所も取らないので必要な時にボールペン、シャーペンと使うものを選んで使う事が出来るので個人的にはかなり便利だな、と思う品物となっております。
素材の方も革の色合いも良く、革に会うように選んだ糸は白ではなくて少し茶色みのある糸を使った事で馴染んでいる感じで良いと思うようになっております。
先端が二重になっているのはそこが一番壊れやすい場所なので、壊れにくいように補強しているのです。
これがいい塩梅で、しっかりとベルトに嵌り、中身が出すことなく蓋をしやすくしてくれているのです。
こちらは小銭入れとは対照的にそれなりに大きなサイズだったこともあり多少は難しかったですが、難しい場所は縫い付けるところなので断裁や整えるところはむしろ小物入れよりも簡単でした。
小銭入れの様に縫うのに四苦八苦する事はなく、しっかりと縫い付ける事が出来ましたし縫う事で出来てしまう“しわ”なども出ないように気を付ける事が出来ました。
こういったサイズの比較的大きめの革細工は作りやすく、完成させるのに少し手間取りますが完成したときの感動も一押しです。
特に、毎日使えるものを、という理想を形に出来たことがとても良いと思い作った次第です。
自分で使っている方のペンケースはもう2年ほど使っていますが未だに壊れる様子もないのでこちらのペンケースも大切にして頂ければ2年、3年と長い期間使うことも出来ると思います。
革細工は作るだけではなく、作った後も使って貰えるように考えるのも、またどういう使い方をして貰えるのかを考えるのも楽しいのでやっぱり作るのは楽しいものだなと思う次第です。
あとがき
今回の革細工の作成記事は以上となります。
小銭入れとペンケースの革細工を作った時の感想を書きました。
どちらも作る時に思い入れがあり、完成したものがこうして形になると言うのは嬉しいと思っています。
あとは大事に使ってくれる方が居たら良いな、と思う所でした。
最近は電子マネーが普及しているので小銭入れもそんなに使う機会が無いかもですが逆に小銭が多くない分使い勝手がいいのではないかと思います。
ペンケースもなんだかんだでシャーペンやボールペンなどを使う機会は多いのである程度は必要とされるのではないかと考えています。
実際に使ってくれる人が出てきて欲しいなと思う、私でした。