嫌いな人が消えたらという想像を誰でも一度はしたことがあると思います。頭の中で逆にいじめてやるとか夢の中で刺しちゃうとか、当人にバレない限り何をしてもいいと思うんです。ただ、その願望がもし呪いのような形で明確にその人の元に形として残るぐらいの残留思念になった場合、バレてると思います。
嫌な思い出ほど残りやすいとは言いますが、だとしたらどれだけの場所で負のオーラとやるせない気持ちを自分の中で留まっていて、その排出物が留まることがなく過ごせるのでしょうか。発散させるのだとしたら自分の中から取り出す必要がありますし、その取り出すにはどうすべきでしょうか。
一種のストレスやトラウマが上回ると記憶喪失になり得ることがあります。しかし、これは取り出してというよりかは自分の中で禁忌の箱として封じ込める形に近しいので、取り出すではないことになります。
取り出す、言い換えれば過去の嫌な記憶を消すと言う方法。実際のところ完全に消すということはできません、それこそ肉体が消滅するとかでなければ。霊体になっても記憶が残ったままだとすれば、何のために体は壊れるのでしょうか。
結果的に記憶に対しての対処というのは、人に話す、逃避、割り切るのようなそれぐらいの方法しかないように思えます。果たしてこれは根本的解決になり得るでしょうか。穴の開いたバケツに水を入れる続けるという記憶の又は心の蓄積を皮肉でを記した比喩表現。
やはり、新たなストレスで上書きするのが早いと思います。だって、そのぐらいしないとずうっとその尾が引く気持ちを、過去を忘れられないのでしょう?不完全な後遺症だけが自分の中でじゅくじゅくと音を立てながら、成熟して大人の枠組みに嵌められているだけなのでしょう?いやですよね、ずっとこんな気持ちの悪いものを抱えたまま過ごさないといけないなんて!
私は白痴でありました。
白痴であるが故に、残留思念が残らなかったのでしょう。

貴方は白痴か?