サンタさんののんびりごはん~特別なフルーツサラダを添えて~①

「今日はサラダにするかのぉ……」

昼食はシーチキンを使ったサラダにしようと、彼は冷蔵庫に向かう筈だった。
彼の正体は言わずと知れたサンタクロースその人である。

「サンタさん!!!いるんでしょ?」

「開けてよー」

「……すまん、俺には止められなかった」

何事かとドア開けると、そこには人間の姿をしたトナカイ達の姿があった。
──魔法をかけたのは、確実に妖精たちだろう。

「一体何があったんじゃ……?!」

「妖精たちが……サンタさんのところで、クリームソーダを食べたと話したんだ」

「ずるい。妖精たちがうらやましい」

「おいらだってサンタさんとおやつとかご飯食べたいー‼」

「……とりあえず、家の中に入ろうか」

人型となった彼らを招き入れ、彼──サンタクロースはトナカイ達と昼食の準備の再開をしたのだった。

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コロレ

初めまして。コロレと申します。動物と小説や漫画、アニメが大好きです。 アイビスペイントや画像生成AIを使ってイラストを作っています。 よろしくお願いします。

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