#9 「約束」
あなたの話に虚偽はないと思うのだけど、
私たちは今日会ったばかりの初対面で・・・
あなたのこと・・信じられない・・・
ってわけではないのだけども・・・
志狼の身体のことも・・・
あなたのことも私はちゃんと知りたいわ・・・
私がすぐに信じられるような
証拠(モノ)を見せてくれない・・・・・??
いいわ!!
今は、あなたの怪我が酷いから・・・
完治してから私の家に来て!!
教えてあげるわ、全て・・・
ありがとう・・・・小恋ちゃん・・・。
あなたとは、気が合いそうだわ・・・
そう・・・・?嬉しいわ・・・・
小恋と庵は、約束をした。
お互い・・・・・・志狼のことをよく知る女性同士
話が合うので、庵は約束を取り付けたことで安心した。
ただいまー!庵ちゃん、湿布買ってきたわよ~
あと、スポーツドリンクと桃缶といろいろ買ったわ!!
小恋ちゃん、庵ちゃんの看病ありがとうね!!
三佳音は、買い物から帰ると2人の距離が縮まったのを確認する。
桃缶を3人で食べようと小皿とフォークを3人分用意した。
あら、もう仲良くなってるわね!!いいことだわ~
薬局で買ってきた桃缶をみんなで食べましょう!!
新木家
シロたん、あひるさんそっち行った~♪
そうだな。
ほら~今度は、源太くんのところ行ったぞ~
あひるさん、捕まえるのーー!!
俺は、源太くんとお風呂に入っていた。
源太くんの身体には傷が何一つ、ついていなくてホッとした。
すると、源太くんから興味深い質問をされた。
シロたん、パパがね・・・最近へんなの・・・
新木さんが・・・?
うん・・・・
ボクに何か隠してるみたいなの・・・。
ボク、パパに嫌われちゃったのかな・・・??
新木さんが、実子に隠し事・・・・・
恐らく俺のコトだろうなぁ・・・。
そのせいで、源太くんに寂しい思いをさせてしまっている・・・
でも・・・なんていえば・・・・・
シロたん・・・??
隠し事じゃないと思うよ・・・。
何かのサプライズかも?
心苦しいが、源太くんを苦しまないようにするには
これくらいの案しか思いつかなかった。
サプライズ・・・・??楽しみだね!!
ねー!!
新木さんは、源太くんのこと大好きだよ!!
うん、ボクもね~パパのこと大好きなの!!
シロたん、も大好きなの!!
純粋な子供を、騙しているようで本当に心はいたたまれなかった・・・・
でも新木さんは源太くんのこと好きなのは間違いない・・・・
そして、その新木さんは俺の石について詳しいはずだ・・・
もし、新木さんと2人になる時間があれば聞きたいことを全部聞こう。
源太くん、そろそろ上がろうか・・・??
うん・・・
俺達は、バスタブから上がろうとしたとき
こちら側に走ってくる足音にきづく
新木さんだと思い、俺はドアを開けてしまう
新木さんですか??
そろそろ上がろうと思ってて・・・
産んだ子供は小さな子供1人って
聞いてたのに、こんなに大きいだなんて・・・
あなたに恨みはないけど・・・・・・・・・・
さようなら・・・
その瞬間、俺は鋭い刃物で刺された・・・・
バランスを崩してバスタブにて倒れた。
恨むなら、あいつを恨んでね・・・
お風呂から消えゆく女性の声は遠のき・・・・
俺は視界から、源太くんの顔を最後にみた。
シロたん、シロたん!!
やだ、しんじゃ・・・・やだ・・!
よ・・・・・かった・・・・・・・・
生きてて・・・・・・・・
つづく