紅蓮の学校内では、朝練の子達でこの時間は溢れている。
グランドには、野球部とサッカー部の朝練
体育館は、バスケが今日は朝練に使っているためか、バレー部は外で朝練している
そんな部活の声が軽音部のところにも聞こえる
特に大きなイベントはないので、練習は自習しつつそれぞれダラダラしている様子
紅蓮は部室のソファで紀鵺の膝枕で寝転びながら、スマホのメモに詩を書いていった
紀鵺は紅蓮を膝に乗せて、生徒会の仕事してた
涙達はボードゲームして楽しんでた。
チャイムが鳴ると、片付けをして教室に向かった
教室に入ると席に座り紅蓮はスマホを触りだした。
また詩を書いてる様子
「また詩か?新曲になるやつか?」
「たぶん。すこし書き留めてるだけ。」
「そうか…」
「歌詞には多分纏めたらなるかもしれない。」
いつもそう言う会話を紅蓮と紀鵺は朝からしていて
またチャイムが鳴ると同時に担任の平木が来た。
「ほら席に着け?」
先生の掛け声とも生徒は席に着いた
「おはよう。皆!」
生徒全員『おはようがざいます』と返すが紅蓮は言わない
「さぁ、出席を取るぞ?」
先生がそう言いうと一人ずつつ生徒名簿が載っているタブレット端末を見ながら
生徒名前を呼ぶ。
全員の名前を呼び終えると、今日の連絡事項を話す。
全てを話すと先生は出ていき
生徒全員が一時間目の授業の準備を始めた。
この学校は全てタブレット使うため出すのはタブレットだ
教科書もタブレットに入っている。
一時間目は国語だ。
一時間目の始まりのチャイムが鳴り国語担当の先生がやって来た。
「一時間目の授業始めるぞ。教科書の110ページを開け?」
そう言われて生徒は、タブレットで教科書出し指示されたページを出した
「じゃ、このページを黒川、」読め!」
紀鵺が呼ばれたので、立ち上がり紀鵺はタブレットを持ち内容を読みだした。
「はい。もういいぞ」
紀鵺が席に着くと先生が説明しながら、ホワイトボードに書き始める
生徒はそれを見ながらタブレットのワードに移す。
一時間目の授業が終わるチャイムが鳴り
「よし、今日はここまで!今日のところは、」期末テストに出るから覚えておくように。」
そう言うと教室から先生が出ていた
中休みになり、次は移動教室ため準備をして移動する。
二時間目は美術なので移動するのは美術室だ。
紅蓮は紀鵺と一緒に移動してると、我夜蛾と涙のクラスが体育なのか
グランドに行こうとしてた
「紅蓮のところも移動教室?」
「そう美術室にな」
「俺ら体育」
「見ればわかる」
笑いながら紅蓮は返した。
「じゃ、また昼休みに屋上で」
そう言って
紀鵺と紅蓮は美術室へ向かっていった
「ねぇ、紅蓮怒ってないよね」
「あの笑い方は怒ってないよ、寧ろなにか嬉しそう。」
「嬉しそう?」
「アイツ紀鵺といる時嬉しそうだから」
そう話しながら、グランドに向かった。
そのころ紅蓮と紀鵺は隣同士に座って受けていた
今日は、好きな人物がデッサンの課題だ
紀鵺は紅蓮を描き。紅蓮は紀鵺を書いた
描いてる最中は互いに無言だ
「紀鵺、書き終えた?」
「ああ、終わったぞ」
互いに終わると見せることになっておりせーので見せた
「紅蓮、よく似てんな。俺に・・・」
「そうだろう?紀鵺も俺似てる!」
「よかった。」
そう言いながら互いに笑いあった。
授業が終わるチャイムが鳴った
教室に一緒に戻った
数時間が過ぎ、昼休みになった。
いつも通り屋上に紀鵺と紅蓮が屋上に行くと
我夜蛾と涙が居た
「お前らもういたの?」
紅蓮二人のところに来て言った
「場所取り、今日なんか屋上で晴れだから食う人居るだろうし」と涙が言った
「部室でもいいけど、それなら。そうするとヒラ先から、鍵貰って行かないとだからダルいな。」
紅蓮がそう言うと皆が共感し結局、屋上となった
いつもの会話をしながら、ごはんを食べた
「ねぇねぇ、紅蓮」
涙が紅蓮を呼んだ
「ん?、どうした?」
「我夜蛾が言ってた、今日は紅蓮嬉しそうってホント?」
「ああ、もちろん!今日は気分いいからなんでも嬉しいよ」
「やっぱり言ってること当てるのか。」
「我夜蛾は前から俺のことわかってるからな。」
「だって、紅蓮からそう言うオーラが出てるし。」
「なにオーラって紀鵺そんなの出てる?」
紀鵺にいきなり振る紅蓮
「そりゃあ。出てるだろ。」
紀鵺にもわかるようなオーラだった。
「俺もしかして、顔に出てる?」
「いや、オーラなだけだな。」
「オーラだけでもやべぇだろ。」
そう紅蓮が紀鵺に突っ込んだ。
「大丈夫だ、紅蓮のオーラは多分ほかのやつにはわからん」
そう紀鵺に言われても不安になった
「不安なんだけど…」
「あ!逆に不安させてごめん」
紅蓮に涙が謝った
「大丈夫だけど、そこまでじゃねぇし」
「それならよかった。」
涙はホッとした。
「涙は俺がそんな怒る奴とでも思ってんの?」
「思ってないけどさ、なんか俺も紅蓮のこと知らない部分あるし、俺より紀鵺たちのほうが詳しいじゃん。
幼馴染なんだし。」
どこか落ち込んでる様子な涙を見て紅蓮が慰める言葉をかけた
「そうだけど、お前も大事なダチというかマブだからそう言うなよ。大丈夫だから…」
そう言いながら紅蓮は涙の頭を撫でた
「ん、ありがとう。俺もマブだって紅蓮のことは思ってる。」
涙は、笑った。
昼休みが終わる五分のチャムが鳴った
紅蓮たちは降りてそれぞれの教室に行った。
「じゃ、また放課後の部室で」