創作小説【幸せのオレンジ】②

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こんにちは ヒスチジンです💊

いつも投稿を見てくださりありがとうございます❁

今回は一個前の投稿の続きです。まだ見ていない方がいたら先に見てくれるとありがたいです。

つづき

毎日オレンジを食べて近所の人におすそ分けしていると、お返しをくれたり畑や色んな事を教えてくれる。

このオレンジ農業だけじゃどうにも生活できないため、紹介された在宅しながら出来る仕事にも復職した。

ネット販売のフォームを見ながら売り上げに頭を悩ましていると一通のメッセージがきた。

そこには

「オレンジ農業の方、こんにちは。私は難病を抱えた娘を持つシングルファーザーです。

娘はついこないだ余命宣告をされました。娘はオレンジが大好きで闘病中食べれず悲しんでいます。医師に許可をいただいたので送ってくださるとありがたいです。」

と書いていた。

「はじめまして、オレンジ農家のものです。是非無料で送らせていただきます。」

と返事をした。

自分がこの不思議なオレンジで多く幸せを感じたことでこの事業を始めたので

お裾分けのつもりでその女の子に会ってオレンジを渡すことにした。

急いで準備をして入院している病院へ向かう。その女の子の名前は「ゆあちゃん」

ゆあちゃんとゆあちゃんのお父さんと沢山お話をした。もちろんこの不思議なオレンジの話もさせてもらった。

「今すぐ食べたい」とゆあちゃんが言ってくれたので食べやすく切って渡すと美味しいと言ってくれた。全部食べると私や友達のように眠ってしまった。血圧、心電図には何の異常もなくただ眠っていた。

私は田舎へ帰り、在宅の仕事をしていた。すると電話が鳴る。

ゆあちゃんのお父さんからの電話だった。

なんと難病が少しずつ回復に向かい、余命宣告が白紙になり退院するとの報告だった。

お祝いのオレンジを段ボール二箱分自宅に送った。

普通ではありえないことがこのオレンジの力で叶う。

定期的にゆあちゃんと会って遊んだり小さいころから入院していたため今までゆあちゃんが出来なかった街での買い物も一緒にした。たまに農園にきて収穫の手伝いをお父さんとしてくれている。私はゆあちゃんの喜ぶ顔が嬉しかった。

ゆあちゃんは今も通院をしているが指定難病は解除され、経過観察の診察だけで、ゆあちゃんもお父さんも安心したと話してくれた。

それから1年が経ち私の農園も、繁盛してオレンジの売り上げだけで生活できるようになった。

今でもゆあちゃんが手伝いに来てくれている。ずっと行きたかった学校にも通いだし友達もできたと嬉しそうに話していた。

私は全国にこのオレンジを宣伝するために現地販売の計画を立てている。

車で全国を回り、奇跡を求めている人、苦しんでいる人をよりもっと多く届けたいと思ったからだ。

簡単じゃないかもしれない、でもこの世に簡単に済むことなんか一つもないような気もする。難しいからやりがいを感じることだってある。

いつまでも私の冒険は続く。

第一章 終

ここまで見てくれてありがとうございました❁次の投稿もみてくれると嬉しいです❁

ヒスチジンでした💊💊

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ヒスチジン

はじめまして、ヒスチジンといいます。 小説やコラムを中心に頑張りたいと思います。 たまに簡単なイラストも載せていきます。 好きなことは音楽で色々なジャンルを聴いています。 コラムに載せて発信していくので興味がある方は 是非覗いていってください。

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