Demon Investigator ノブレス・オブリージュ EP1

Prologue

Episode1

大学からの帰り、僕は少し寄り道して商店街を歩いていた

世間はもう十月上旬でジャックオーランタンや蜘蛛の巣などの飾りでにぎわっている

大学でもハロウィーンの講義をするのだが僕は別の用事があるのでパスした

何故かって?昼間は普通の大学生でその正体は

まあ簡単に言えば、心霊事件や怪異絡みの厄介事を解決する探偵とはまた違った組織だ

僕は、一応バイトとして働いており他の奴には極秘で活動。

最初はやりたくなかったけれど、霊感があまりにも強すぎるからその力を人助けに使うことにした。

後輩も上司も個性的な奴でね、僕は最初に任命されたやつ。

配属が違うだけで

人とのコミュニケーションも疲れるが、一番は怪異とのコミュニケーションがダルイ

考え事をしている内に僕は、目的地へと向かう。

それは勿論仕事先だ

何事もなくいつも通りでいてくれることを信じて先へと進む

すると、僕の背後から声が聴こえてきた

案の定、誰もいない。

最初は僕に憑りついている怪異かと思ったがあんな声はしない

結構歩き、アンティーク調の一軒家が見えてきたところで進路を変えた。

あの声はいったいなんなのだろうか。

僕は、嫌な予感を抱きつつ商店街を後にした。

Episode2

モデル体系でJKみたいな制服と警官帽子が似合う金髪ロングの女が、僕の上司だ。

僕と彼女しか書斎にはいなく、父親や二人の姿も感じられない。

そんなことより、僕は気に食わない出来事に巻き込まれていた。

依頼じゃなくて、招待状が届くということは

はっと我にかえり僕は、封筒をぐしゃぐしゃに破り手紙を出す。

英語で書かれていたため、リリカが翻訳してくれた。

誰かを連れてこいとは書いてなかったので、後輩は連れていけないな。

いくら初対面だからといって、リリカ宛に来たのだろう。

彼らは僕がお札とロザリオネックレスを拾ったことがきっかけ

すぐ気に入られて友達と花嫁候補にされた

そんな厄介な二人を彼女はどうやって交渉するのだろう

リリカが頷くと、僕は手に持っていたお札とロザリオネックレスをリリカに渡す

しかし、彼女はそれを拒絶し受け取らない

どうやら彼女の目は本気だ

物を持っていたとしても二人を制御できるだけの力が彼女にはある

~数日後~

キャリーケースがギシギシと音を立てながら僕は歩く

どのくらい交通費を消費したかも覚えていない

まるでミステリー小説の主人公にでもなった気分だ。

今回は、あくまで捜査として来ているためお遊び目的じゃない

僕がこの中に入った瞬間から捜査がはじまる

ふたりは悔しそうに行きたかったと言っていたため、世話はリリカに任せた

今回は静かに穏やかに過ごせることを祈って

とにかく僕は、中へと入っていく

立ちはだかるのは、大きな年季の入ったドアだ

廃校を探索した時もそうだったが、やはり重圧がすごい

僕は深く深呼吸をしてドアを三回ノックした

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幽刻ネオン

はじめまして、趣味は読書(ミステリー、ホラー、怪奇小説)とゲーム(リズム、ノベル)です。最近までネットで小説をかいていました。自閉症、トランスジェンダー持ちではありますが、無理なく仕事ができるように訓練しています。スピリチュアル(占いなど)が好き。 アニメ(ラブライブ)やゲーム実況(にじさんじ)にはまってます。 紡ぎ手として様々なことに挑戦していきたいです。

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