「化け狸」の「つがい」の男の人

つがいの設定とネタだし方法

前に書いた「化け狸」の子の「つがい」の設定が出来ました。

元々二回りくらい離れていたら面白いかな、というのと、妖はつがいを選ぶのに男女が関係ないよ、という話を入れるため、42歳の男性教師という大枠を作っていたんですが、いざ作り込むとなると40代の男性(おしゃれ)というモデルが周りにおらず、情報が何もない…!

という相談を周りにしたところ、AIに手伝ってもらうといいよとアドバイスを貰いました。

イラストの素体を出してもらったりはしていたのですが、そういうこともできるのか…といざやってみたら、楽しい!!

大骨は自分で作ってあるので、こういうキャラで、何歳で、仕事は何で…と細かく投げていき、スーツだの香水だのの設定や、家はオートロックなんだけど鍵回りどんなだと思う?など、詳しくないところを補填してもらう形にしたんですが、これが助かる…。

これこれでどうですか、と出されたものをなんじゃそれ?と調べてみて、あー!似合う似合う!となって決定、という感じにしていたので、知識を補完してくれる良い話し相手でした。

おかげで詳しい情報をあれこれ決めたので今回の設定、超長いです。

でも満足いったので、今度前にあげた鬼のつがいちゃんも書き直してみようと思います。今読み返すと色々おおざっぱ。

設定とイラスト

(イラスト、最初はVネックのシャツを着ていたのですが、作り込むうちに首元開けないタイプな気がして変更しました。初。)

牡丹(ぼたん)

桐明と紅玉が通う私立高校の教師。42歳で独身の男性。身長は187cm。

担当教科は化学。職員室にはあまりおらず、化学準備室に常駐している。三年生に担任をしているクラスがあるが、桐明達のクラスではない。

二人が所属する運動部の顧問兼監督を務める。

元はプロ選手で、後進を育てるために引退し一年間所属していたチームでコーチをしたのち、大学時代に取得した教員免許を生かして高校教師になった。

現役時代の名残で今でも朝のランニングやジム通いを続けており、引き締まった体型をしている。実年齢より5歳くらい若く見られがち。

冷静沈着で、理知的かつ倫理的。生徒に対して怒っても声を荒げることは決してなく、常に敬語で全員に接する。面倒見はいいが過度に干渉せず、向こうから相談してきやすい空気を作ることに長けている。怖がられてはいないが、授業や部活をサボれない、と言われるタイプ。

他の教師が問題児扱いする生徒を問題児扱いしないため、向こうが本音を話しやすく、家庭環境や喧嘩の原因などを聞き出して、問題解決に動ける信頼関係を構築できる。そのため化学準備室に訪ねてくる生徒が割と多く、本人が買っていないのにいくつかお菓子の袋が置いてある。

基本はネイビーのスーツ姿に革靴。授業の際はジャケットを脱ぎ、白衣を着る。また、部活の指導の際は革靴をスニーカーに履き替える。

小物は黒で統一されており、基本的に気に入ったものを修理して長く使い続ける。

鞄は黒の本革のビジネス鞄で、どこに何を入れるかが決まっていて整理されている。ただ、書類や筆記用具などに紛れて絆創膏やテーピングなども入っていて、監督らしさのある中身である。

財布は特に気に入っており、現役時代に購入した黒の本革の長財布を使い続けている。余計なものは入れない性格だが、一枚だけ現役当時のチームメイトと撮った写真が入っている。

車通勤だが、現役時代の仲間と飲みに行く約束をしていると電車で通勤してくる。

香水を軽くつけているが、身だしなみ程度。ウッディスパイシー系の香水を愛用している。仕事上実験で薬品を扱うこともあるため、こぼれたときなど臭いで気づけるようにということもあって、かなり控えめである。

結婚願望が無かったため、現役時代にオートロックの分譲マンションを購入。以来同じ部屋に住み続けている。身長があるため足を延ばして入れる湯舟のある部屋を優先して探した結果、2LDKの大きめの部屋を買った。

部屋に人を入れるのが極端に苦手で、友人も家には呼ばない。火災報知器の点検業者くらいしか来たことがない。

家具は最低限で、無駄なものが無い。リビングはソファとローテーブル。テレビはあるが、番組を見るよりも今のチームの記録や過去の試合映像、プロの試合等を確認するためのもの。書斎として使っている部屋にはPCデスクと本棚。ノートが大量にある。仕事場ではノートPCだが、家で作業する際はデスクトップPCを使っている。手が大きいため、キーボードが打ちづらいかららしい。

寝室は大きいベッドとディフューザー、タンスとクローゼット。私服もスーツに近いフォーマル系が多く、ジーパンを持っていない。シャツ系やニットも含めてモノトーンとネイビー、ブラウンが多く、タンスの中もクローゼットの中も似たような色。

キッチンは好みのお酒とコーヒー用の一式、一人分の食器と最低限の調理器具。自炊はできるがバリエーションは多くない。フルーツをよく食べるので季節のものが買ってある。スムージーなどにはせず、そのまま食べる派。

ウイスキーが好物で、一人で行きつけのバーや家でゆっくり飲むタイプ。酔いたいわけではないので量を飲まない。考え事をするときに飲むこともある。現役時代の仲間から飲みに誘われて、居酒屋などに入ればビールやハイボールも飲むし、付き合って日本酒やワインを飲むことも。特に好きなのがウイスキーなだけで、お酒は割と何でも好き。そもそもお酒に強いので酔いつぶれたりはせず、仲間たちが潰れたのを回収して一人ずつタクシーに突っ込む役割を担っている都合上、それぞれの家族の連絡先を教えられている。

コーヒーも好きで、自分で豆を購入して挽いて淹れる。家に好みのデザインのコーヒーミルやドリッパー、ポットなどを揃えてある。使い心地の気に入ったものを長く使いたがるので、壊れると同じメーカーのものを買いなおす。少し濃いめに淹れてミルクだけ入れるのが好き。カフェインがあまり効かない体質で、眠気覚ましにならないので作業の時に飲んだりはしない。休憩用。

趣味はツーリング。大型バイクを所持しており、海を見に行くことが多い。車も所有しているが、そちらは通勤と買い出し用。ちなみにボタン式のスマートキーで、家がオートロックでカードキーの為キーケースを持っていない。家の中でも鞄の中でも場所を決めてそこに置ける性格のため、鍵をなくしたことがないタイプ。

また、古い試合映像を見るのが好きで、自分が出た試合以外でも過去の試合映像を国内海外問わず集めている。選手の判断や指示の様子などを見てはノートに書き留めている。そもそも趣味を仕事にしたタイプでもあるため、休日でも情報収集や戦略を考えている。意外にもアナログ派で、戦術図やチームの方向性、生徒の癖、それに対しての指導要領などがまとめて一つのノートに書かれている。とにかく一度書き出して整理するタイプ。実際指導に当たる際はそこから書き起こした清書された戦術図や指導要領を使うため、雑多なノートは人に見せない。

人に弱みを見せたり甘えたり、整っていないところを見られるのが非常に苦手。

元々の冷静で理知的な性格からアドバイス役になることが多く、親からも教師からも友人からも「しっかりしている」と評され頼られ続けた結果、極端に人に弱みを見せられなくなった。イメージが崩れることを恐れているわけではなく、頼ったり甘えたりした経験がほとんどないまま大人になって、頼り方や甘え方が分からなくなったタイプ。

外見がいいのでモテるし、恋愛経験はそれなりにあるのだが、相手のことを知って相手からは頼られても、自分の深い部分や弱みを見せられないため、長続きしない。若い時分にそれが何度かあったため恋愛を諦め、結婚願望が無くなった。

桐明との関わり

桐明が牡丹を好きになった理由は、試合中の表情に一目ぼれしたから。監督でありながら、まるでコートの中で一緒に戦っているような真剣な表情と、生徒が指示以上の行動をして得点を決めた時の、普段と打って変わった柔らかく嬉しそうな表情のギャップが「かわいい!!」と思ったらしい。

惚れた理由が前述のとおりかつ、妖にとって20歳そこそこの年齢差は誤差の範疇の為、教師として信頼はしている反面、牡丹に頼りたいわけではなく、むしろ「甘やかしたい」「自分が守りたい」という気持ちが強い。

牡丹は当初そこまでの話はされておらず、高1の冬に桐明が一度告白した時点では、憧れと恋が混同していると判断して断り、その後も桐明は生徒として監督である牡丹を慕っている様子を見せていたため、深く考えていなかった。しかし、自分が疲れている自覚があるときに、「自販機で当たった」と気を使わないでいい理由をつけて飲み物を差し入れしに来たり、体調を崩していることにいち早く気づいて声をかけに来たりと、段々と桐明が「自分を見ている、気にかけている」事に気付き始める。

また、部内をよく見て行動し、学年の隔てなく慕われ、時には仲裁役をかって出たり、逆に盛り上げ役としてイベントに張り切ったりと動き回る桐明を、教え子としてとても信頼していた。

その為、卒業後に再び、「恩師だとは思っているが、それと同時につがいになってほしいという気持ちで慕っていること」を伝えられた際には、きちんと深く考えた上での行動であることを信じて申し出を受け入れた。

これ以後、試合に関しての伝達にしか使っていなかった連絡先がプライベートで使われるようになる。

ここから大体2~3年で上手いこと絆される。意外に押しにめちゃくちゃ弱かった。

気づいたら桐明は定期的に家を訪ねて来て、そのうち上がり込むし、最終的には泊まっていく。

差し入れもしょっちゅうで、コーヒー豆やフルーツ等、牡丹の生活に必要なものをそっと足していく。

貰ったからにはとお返しをと考え、最初の内はお菓子などを買っていたが、次第に桐明が家に来るのが当たり前になってきた牡丹は、無意識に必要なものを自分の家に買い足す方向にシフトしていく。

桐明用のマグカップに始まり、スリッパ、箸、茶碗 etc….

喜んだ桐明は更に来る頻度が上がり、それに対応して物を買い足し…以下無限ループ。

気づいた時には、半同棲でもしているのかというくらい物が増えていた。無駄なものがなかったはずの牡丹の部屋に、お揃いのマグカップやクッション、スリッパ、食器は二人分。後半には桐明が置いて行った寝巻のスウェット、歯ブラシ、次の日に大学に着ていく着替えまでが増える。極めつけは桐明の妖域に咲いていた「牡丹の花」(妖域の妖気を牡丹の部屋に持ち込むためのもの。妖気に慣れてもらうために桐明が勝手に持ち込んだ)がリビングに飾られている。

とにかく物と色味が増えた。

桐明は最初こそ長期戦の構えで遠慮がちにアプローチしていたものの、思ったより自分が甘やかした時の牡丹の反応がいいことに気づく。そこからどんどんスキンシップを取り始め、勝手に撫でたり抱きしめたり、体調が悪そうなときには看病すると言って泊まり、家事を分担し始める。

自分が甘え方がわからなくても勝手に頼りになり、甘やかしてくれる桐明に牡丹は少しづつ自分から甘えられるようになっていく。書き散らしたノートをまとめるのも手伝ってもらうし、ちょっと飲みすぎて酔ったところを見せたり。ついにコーヒーを淹れるのは桐明の仕事になった。

ここまで来た辺りで様子を知った教え子の紅玉から、「いい加減つがいになっていいんじゃねえっすか…?」とツッコミが入り、漸く牡丹は現状を鑑みる。が、後の祭りにもほどがあり、桐明は逃がさないとにっこりしていた。

三年目の正月には、他に予定がないならよければと、化け狸の妖域の宴に連れて行かれ親方に会っているため、化け狸一家からはもうつがいになったと思われていることもその時知る(当然桐明は確信犯)

今更離れるのも無理だと牡丹が折れ、牡丹45歳、桐明の妖域21歳のタイミングでつがいになった。

ちなみに桐明は18歳の高校卒業時点では陰陽狸ではなく、その後修行をして晴れて大妖の仲間入りを果たしているので、その辺りで妖力が高まり、つがいに対して執着が強い妖の性質が強くなったのもアプローチが強引になった理由の一つである。牡丹は押してだめなら引いてみろが効かず、永遠に押し続けないといけないタイプなため、ちょうどいい変化だった様子。

10年でも20年でもかけて、じっくり牡丹の生活に食い込んでくつもりでいた桐明は、三年でまさかつがいになってもらえると思っていなかったので大喜びしている。

牡丹側は、まさか自分が甘やかされることにここまで弱かったとは…と衝撃を受けている。桐明の元チームメイトになる高校の部活の生徒にはめちゃくちゃ祝福された(桐明が好意を持っていたことを知って応援していた)が、自分の元チームメイトに報告したら、最初はドッキリを疑われ、真実だとわかると叫ばれ、最後には爆泣きされると散々だった。ちゃんと心配をかけていたんだな…と反省しつつ、これからは飲みに行ったら帰りは桐明が迎えに来るので自分も酔い潰れられると言ってみたところ、店の酒が空になるからやめろと諭されて帰って来た。不満気。

今まで最低限の料理しかしなかったが、とりあえず好物を作ってあげられるようになろうと煮物の練習を始めた。

おわり

な、長い…!普段は書かない小物やら部屋の設定やらも、いざ考え始めてみるとキャラクターを深掘りするのに大変有用で、めちゃくちゃ楽しかったです!

特に物の無い元の部屋と、人が来るようになってからの部屋の変化だったり、自分がこだわっているものを人に任せるという信頼の描写だったりが元々凄く好きなんですが、AIに話し相手になってもらった事でそれを作り込んでいくのが楽でした。こういう表現どうですかね!って投げるといいですね!こういう側面を表す表現になると思います!って打ちかえってくるので、ただ全部作って貰うって人より、より事細かに指定できてイメージ固まってる人のほうが何なら楽しいと思います。

イラストのところでも書いていたんですが、実は学校での姿はVネックのシャツに白衣のつもりでした。ただ、私服を考える段階でスーツに近い綺麗めなもの、タートルネックとか襟が詰まってるものをイメージしていると投げたら、襟元詰まっているのが隙の無い人物像に合ってていいですねと言われ、じゃあ多分仕事中も襟元開いてないな…と修正しました。

普段こういう修正ってしないんですが、いざシャツとネクタイになおしてみたらめちゃくちゃしっくりきました。ちょっとセクシーさもあるイメージのキャラだったので鎖骨を出したかったんですが…肌が出ているだけがセクシーでは無いですね…。

次回はうまいことまとめられそうなら、この記事の感じで鬼のつがいちゃんを書き直して、作り込み度合いを上げたいと思います。記事書いた後も色々思いついた設定多いので、その辺足していこうかなと。

頑張ります。よろしくなちゃっとじーぴーてぃー。

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藤うさぎ

藤うさぎと申します。のんびりゲームしたりイラストを描いたりするのが好きです。 あと紅茶が好き。よろしくお願いします。

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