そして歯車は連結する 最終話

 俺達は下の名前で呼び合う仲になった。俺は小説家で白岩、もといみずきは心理カウンセラーになった。福祉の大学には行ったが俺には合わなかった。別の道を模索して、もともと好きだった小説を軽い気持ちで投稿したら偶然にも高く評価され、受賞した。それがきっかけで小説家になった。

 ガチャ!

「ただいまー。」

「おかえりー鳴海。すぐにご飯にする?それともお風呂にする?」

「んじゃ、ご飯で・・・。」

 みずきとは今はシェアハウスで同棲生活をしている。

 別にBLみたいな関係ではない。本当だ・・・。

「むしゃむしゃ・・・みずきは今日のお客さんはどんな感じだった?」

「それが大変だったよ・・・お客さんも生きづらさを抱えているんだけど中々解決できなくて・・・。鳴海は?」

「小説の修正が色々出てさあ、俺も上手く才能表せないな・・・。」

「はは、うまくできないもんだねえ。」

「みずきだって同じだろ・・・。」

 ぷっ、ははははは!!

 お互いの同棲がうまく行くようにしても、俺たちのような悩みもみんな抱えてる。どうすれば生きづらさを解決できるかなんてわからない。・・・でも生きづらさの中で見つけた幸せってのもあるかもしれないな。

終わり

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イッチー

 アニメやマンガに、ゲームに小説を読むのが好きです。色々なイラストを描くのと少しビターな小説を描くのが得意です。イラストは小さい頃から描いてて凄く好きです。小説は登場人物が思い通りにならない話を書いたりするのが好きです。

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