山寺で少しずつ山道をヘトヘトになりながらも、あおい君はここぞここぞと楽しみながら登った。なんだか今までのあおい君とは少し違う。
私は、ちょっとあおい君をからかおうと少しばかり準備をしていた。
そこで、あおい君は横に指をさし「あっ!蛇!」と叫んで私はびっくりした。
「あはははは!僕をからかおうなんて考えていたことは、お見通しだったけどマジでびっくりしてやんの!」

このクソガキっ!
なんて思ってたけど、一千歳生きてる妖怪に一本取られていた形になった。
「あおい君!あんたねえ!」
「まっ、少しは肩の力を抜いてよ!でもやっぱ・・・、あはははは!ホントにこんな形で・・・あはははは!げほげほっおぇ!」
笑いすぎてむせてるあおい君には、やっぱり敵わない。
そうイライラしている最中に、また珍妙な奴が空を飛んで現れた。
そいつはまるで蝙蝠のような、でも一回りデカい妖怪だった。
私は少し警戒した。
「お前があおいだな?」
そいつはあおい君を知っている様子だった・・・。
