蝙蝠のような一回りデカい妖怪が山寺から空を飛んで現れた。
「お前があおいだな?話は聞いたぞ。魔を払う者の一族の子供にやられたんだってな。ここで倒せば俺は更に有名になる。」
その妖怪を見て、私はこう感じた。「あっ、こいつ!かませ犬タイプの妖怪だ!」と。
「僕を倒すなんて余程の自信があるようだね。でもやめといた方がいいよ。ここは神聖なる場所だ。下手に荒らしたくはない。」
売り言葉に買い言葉というべきか。ただ、あおい君は変な奴と出会っても冷静だった。

「へっ!だったらこっちから行くぜ!」
蝙蝠の妖怪はすぐさまあおい君に突進した。だけど急に押し込められるような圧力があいつらにかかった。
「ぐえ!なんだこれ!?これもお前の力か!?」

「言っただろう。ここは神聖なる場所だって。ここで悪しき行為を働こうとすると、ここの主が黙ってられないよ。」
蝙蝠の妖怪はすぐさま逃げ出した。
逃げ出す妖怪に対して「やっぱりかませ犬タイプの妖怪だ!」とその間抜けさに呆れていた。
「まや、行くよ。」
そう言って、すぐにある最後の社殿に着いた。
