座敷童と山の聖地 5章「漁夫の利」

 蝙蝠のような一回りデカい妖怪が山寺から空を飛んで現れた。

「お前があおいだな?話は聞いたぞ。魔を払う者の一族の子供にやられたんだってな。ここで倒せば俺は更に有名になる。」

 その妖怪を見て、私はこう感じた。「あっ、こいつ!かませ犬タイプの妖怪だ!」と。

「僕を倒すなんて余程の自信があるようだね。でもやめといた方がいいよ。ここは神聖なる場所だ。下手に荒らしたくはない。」

 売り言葉に買い言葉というべきか。ただ、あおい君は変な奴と出会っても冷静だった。

「へっ!だったらこっちから行くぜ!」

 蝙蝠の妖怪はすぐさまあおい君に突進した。だけど急に押し込められるような圧力があいつらにかかった。

「ぐえ!なんだこれ!?これもお前の力か!?」

「言っただろう。ここは神聖なる場所だって。ここで悪しき行為を働こうとすると、ここの主が黙ってられないよ。」

 蝙蝠の妖怪はすぐさま逃げ出した。

 逃げ出す妖怪に対して「やっぱりかませ犬タイプの妖怪だ!」とその間抜けさに呆れていた。

「まや、行くよ。」

 そう言って、すぐにある最後の社殿に着いた。

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イッチー

 アニメやマンガに、ゲームに小説を読むのが好きです。色々なイラストを描くのと少しビターな小説を描くのが得意です。イラストは小さい頃から描いてて凄く好きです。小説は登場人物が思い通りにならない話を書いたりするのが好きです。

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