座敷童と山の聖地 9章「妖力の言語化」

 霧の妖力が私達をあおい君の家まで送ってくれた。

「これもあおい君の力・・・?」

 まだ動揺している私にあおい君は妖力の説明をしてくれた。

「一度見た景色の所に行きたいときは霧を放って行きたい場所に行けるの。この技はある程度の妖力を消費するけど緊急避難の時とかに便利なんだよねえ。」

 あー、要するに瞬間移動魔法みたいな感じか。ゲームで行きたい所にすぐ行けるときには確かに便利な技なんだよねえ。

 そういえばあの蝙蝠達が住処を奪われたと言っていたなあ・・・。

「あおい君、先ほどの蝙蝠達・・・。」

「うん可哀そうな奴らだよね。でもその蝙蝠達についてある噂を聞いたの。」

 その噂によると、あの蝙蝠達は隣の人間の村で子供の血を一人吸って、住処を奪われたらしい。

 要するに彼らの自業自得だという事か。哀れだわ。

 それから、あおい君が仏像と戦ってるときに、ある疑問があった。

「あおい君?そういえば大きな雷に打たれてたよね。神聖な力は、本来あおい君の様な妖怪でも使えるとは思えないけど?」

 その質問をした時のあおい君は、大きく頭を捻っていた。説明するのが難しいのかしら?

「・・・・・・本来あの雷は神の裁きみたいなものだから、打たれたら人間でも耐えることは難しいんだよ。でも僕の頭の中で、あの雷に耐えることができるという自信というべきかな?そういうのがあったから念のため妖力の膜で、ある程度耐えれるようにしたんだ。後は見ての通りだね。」

「すご〜い!そこまでして参拝に行こうとしてたの!?」

「偶然だよぐうぜん!だってあんな謎の自信は根拠がないのに成功できるっていうのは、ある程度の賭け事みたいなものだよ。まあ、成功できたから上手くいけただけでもあるけど。」

 ・・・なんか、あおい君かっこいいな。

 つむぎ君やかおりちゃんもそうだけど、自分の最善を尽くして成功する力がある。

 もしかしたら・・・、今の私に足りないのってあの三人にはあるものかもしれない・・・。

 そんな想いを抱いて休日が終わった。

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イッチー

 アニメやマンガに、ゲームに小説を読むのが好きです。色々なイラストを描くのと少しビターな小説を描くのが得意です。イラストは小さい頃から描いてて凄く好きです。小説は登場人物が思い通りにならない話を書いたりするのが好きです。

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