※使用ツール『GeminiAI Nano Banana2』
Prologue
ここは、萌斗探偵事務所。
普通の探偵や警察では引き受けてくれない事件を解決してくれる場所。
ただし、依頼をするからにはそれなりの代償が必要になる。
ネゴシエーターサマナー、幽刻魔霧(ユウコク・マキ)。
星属性の呪術師、明日乃恒聖(アスノ・コウセイ)。
妖艶メンタリストイケメン夢魔、萌斗玲(モエト・レイ)。
【KNOT✜Chain】、R指定の要件上等なフィールド。
基本はこの三人で事務所を動かしている。
その裏では様々な『専門家』たちがお手伝いをしている。
見張り役の、ゴスロリ少女。
錬金術専門で人間を観察する、ホムンクルスの青年。
それぞれの個性で三人を影ながらサポートする、ヴァンパイア四兄弟。
口にしてはいけない、彼らは自らの意思で困難を乗り越えた元依頼者なのだから。
ここまでは禁断の区域になるからKEEPOUTの線を張っている。
それでもあなたは、依頼を受けることができる?
Episode1
いつもの部屋で就寝していた魔霧。
この生活にもなれたのか、身体が悲鳴をあげることはなくなった。
体調管理も仕事のうち、今回ばかりはそれに応えたようだ。
疲労という名の職業病だった。
(やれやれ、私ったらここまで集中していたなんて思いもよらなかった)
今流行りの名探偵が登場するアニメにドハマりしているため、考察厨になってしまった。
それはそうと、上司(ボス)の玲はサッカー観戦に熱中している。
なんでも原作漫画と少しリンクしているらしく、魔霧は危うくトリップするところだった。
そっちに憑りつかれるのが嫌で、いっそのこと克服しようと考えた。
なんなら恒聖も一緒に道連れにしようと考えている。
現在、恒聖は呪術高専の補修機関に入っている模様。
冗談じゃねえとイライラしている他、当然業務は中止。
今は、魔霧が対応していて玲が店番している。
彼は戻ってきたら飴と鞭でお仕置きしようと考えているからだ。
完全阻止は不可能に近いだろう。
魔霧はぐっすりと深い眠りについた。
〈回想、ある休日の夜のこと〉
近くの教会に来ていた魔霧は調査を含めて入る。
神聖な場所に足を踏み入れることは緊張してしまう。
関係者には調査したら出ていくと伝えてある。
結構歩いたのでどこかで休憩した時だった。
席に座っている一人の少女を見つけた。
魔霧は気になって声をかける。
「こんばんは。キミはここの教会の子かな」
「わたくしですかぁ? はい、そーですよー」

黒髪ポニーテールに白と青を基調とした私服が、まるでアンティークドールのような少女だった。
眼鏡をかけていて優しそうな雰囲気。
持っている本は聖書なのだろうか、魔霧は考えるのをやめて会話を続ける。
「そっか。私は、幽刻魔霧。よろしく」
「わたくしは、初羽さくら(ういはね・サクラ)といいます〜。よろしくー」
「良い名前だな。初羽は、学生かな? 凄く妹属性の塊っぽいが……..」
「ありがとう~。うん、わたくしは中学生です。夜間学校に通っていますよ~」
なるほど、どことなく幼い部分を感じられたから既視感は間違っていないようだ。
彼女と色々、会話を進めていくとわかってきたことがあった。
まず、初羽は純粋で正直な性格だ。
しかし文字がうまく書けない弱点があり、現在はそれを訓練するために勉強中。
話し方が穏やかでゆっくりマイペースなのは彼女のアイデンティティー。
魔霧は面白い少女に出会ったと実感した。
「あなたはなんで教会に来たんですか? 先生でもなさそうだけどー」
「えっと、私はこれでも探偵をしていてね。いわゆる心霊・心理系の依頼中心に仕事してるわけ」
初羽はおー、と尊敬の拍手。
誤解なんてされたくないと思っている魔霧は穏便に済ませようと話題を完結に伝える。
それも彼女にわかりやすく。
「ってわけさ。もし君が暇で仕方ないーって思ったら、いつでも事務所に遊びに来ていいぞ」
「え、いいんですかー? ずっとここにいても退屈だったので」
お手伝いとして、ボランティア活動としてここに来ると約束した。
魔霧はその後、初羽と一緒に彼女の学校の調査をし最初の仕事にとりかかった。
どうやら彼女は、持っている本で物理攻撃をしたいとMな事を言っていたが。
魔霧がフォローしつつも大事になることはなく四十分の調査で学校を去った。
事務所に戻ると二人はこれからのことを話していき………..。
「はい。これが報酬金。少ししかないけど許して」
「わぁー!ありがとうー、魔霧せんせいー」
女子同士のわちゃわちゃ感で物事は事なきを得た。
静かに怪異の青年たちは何もいわずただ見守っている。
「期待しているぜ」
「はーい!これから自分のペースで頑張ります~」
続く
