※使用ツール『GeminiAI Nano Banana2』
Epilogue
そして翌日。
魔霧と獲冴は互いにギクシャクしながらも依頼はバッチリとこなしていた。
とりあえず三人には内緒にして話せる時がきたらきちんと話そうと決意をした。
魔霧の前に依頼者が現れて。
獲冴は興味深そうに人間観察をはじめた。
一応、怪しまれないように努力はするつもりだ。
「貴方の叶えたい夢は何?ようこそ、萌斗探偵事務所へ」
『さぁ、お前のエゴを聞かせろよ。つまらないのなら、誘ってやるぜ』

※注:背景はイメージです
依頼者は大学生の兄と高校生の妹だった。
内容は、失せモノ探しでも迷子案内でもない。
ただ、ふたりは強く願った。
「復讐がしたいんだ」
「やり直したいの」
冗談ではない、これは依頼者が望むものだった。
憎悪に満ちた表情で睨む兄と勇気を踏み出せず迷いがある妹。
もう少し詳しく説明すると、いわゆる56しではない。
【犯人を見つけてやっつけてくれ】という。
それは、やり直しが効かない失敗できない任務だった。
結論から言うと、このふたりはとある共通点がある。
親を失っていること。
別に家族関係が壊れた訳ではない。
手遅れになる前に見つけないと、無理だ。
手がかりは、母父が何者かに誘拐されたこと。
それも人間が誘拐できるはずがない状況で。
写真を見せてくれた。
親の部屋で大きな足跡や割れた窓ガラス、ぶち破ったドア。
熊が入ってきたとは思えない。
感じるのは、この写真から漂う薬品の匂いだと兄妹は伝えた。
魔霧と獲冴はふたりに伝えた。
本音は?
「お母さんとお父さんを探して」
妹の背後にゆらめくクリスタルフラワー。
「誘拐した奴を潰してやる」
兄の背後にゆらめく鋼色の鎖。
ふたりはフッと笑い、依頼者の目を見つめて言った。
兄妹には、ふたりが神様のように見えていた。
「あなたの想い、花咲かせてあげる」
『お前の革命、貫いてやる。だから黙って従え』
警告:それでもあなたは、依頼しますか?
終幕

