犬のジョニーには好きな雌犬がいました。
その犬はポメラニアンで、名前をアンジェと言いました。
アンジェリーナ・ジョリーからいただいたことは間違いない。
飼い主の趣味で、いつも、ふりふりの服を着ていました。
ジョニーは
「俺の様な無骨なやつに、彼女が振り向く訳がない。」
と思っていました。
ある日、近所に意地悪なブルドックのデビルと呼ばれる犬が居ました。
デビルは本当の名前ではなく、マイケルと言う名前がありましたが意地悪な性格から他の犬達からそう呼ばれていました。
「何がマイケルだ!そんなに気弱そうに見えないだろうが、デビルで良いんだよ。」
そんなデビルがアンジェに意地悪をしていたのです。
「お前は何でいつもそんな服を着ているんだ?お前には似合わないぞ!こうしてやる。」
そう言ってデビルはアンジェに後ろ脚で泥を掛けようとしました。
「危ない!!」
そう言ってジョニーはアンジェに泥がかぶらないようにかばいました。
「どけろよ。どけないとお前に泥がかかるぞ!」
「いいよ。アンジェに泥がかからないんだったら、僕が代わりに泥をかぶる。」
「ジョニー、アナタにそんなことはさせられないわ、私が我慢すればいいんだから。」
「アンジェにそんな目で会って欲しくないんだよ。だって僕は・・・。」
「ジョニー・・・。」
「なんだよ!俺の立場が無いじゃないか?」
実はデビルはアンジェが好きなのでした。
こうして、ジョニーはアンジェとカップルに成りました。