ジョニーには3匹の仲間達がいました。
ポメラニアンの彼女「アンジェ」
ドーベルマンの元警察犬、黒く強い所からアメリカのプロボクサーから名付けられた「クロフォード」
そして、「デビル」と呼ばれている犬相の悪いブルドックでした。
この3匹が集まるところではいつも、何か事件が起こったのでした。
今日の事件は佐藤さんちの行方不明になった猫でした。
4匹は目撃証言を集めて行きました。
「ああ、その猫なら、魚を積んだトラックの荷台に入って行くのを見たよ。」
「そのトラックなら東の方に走って行ったよ。」
「ああ、いつも、木曜日に市場から魚を運んでくるトラックだろ?」
「たぶん、今度の木曜日にもトラックが来るよ。」
目撃証言を元に4匹は木曜日に魚屋に魚を運んでくるトラックを待ち構えていたのです。
すると、到着したトラックの中から行方不明の猫が出て来たのでした。
「どこに行っていたんだ?」
「やー、新鮮な魚につられてトラックに乗ったのは良いが、そのまま出発してしまったんだよ。魚に夢中になってるうちに知らない所に行っちゃって、帰れなくなってしまったんだよ。」
「飼い主さんや俺たちも心配していたぞ!」
「いやー、ごめんごめん、みんなに心配かけて申し訳ない。」
「ごめんじゃないよ。もう魚に夢中になって知らない所に行くんじゃないよ。」
「わかったよ。」
「とにかく、大事にならなくて良かった。」
「まったく猫騒がせな。」
こうして、4匹は1日を過ごすのでした。