皆さんこんにちは、柏木桜です。
なんかこの挨拶が定番化していますが、私の語彙力が赤ちゃんなせいです。(文句言わないで)
今回は、「天界の住人による救済」を読んでいただき、ありがとうございました。
自分の中ではまだ軽いほうだと思っていたのですが、独特だのなんだの言われたのでざっくりと、さくっとした解説を作ってみました。
時代設定について
まず時代設定ですが、1855年でしたね。日本で起きた事と言えば、日本の元号が安政に変わったり、 日露和親条約が調印された年です。
なぜこの年を選んだかと言いますと、この時代ならそれなりに技術が進んでいるだろう、現代と比べて神に対する信仰、キリスト教を信仰する人が多いかもといった理由で決めました。
真実の鏡について
次に、最終話に登場した「真実の鏡」についてです。
これは、見習い天使やそれ以上のランクの天使が罰を犯した時に使われる鏡です。
この鏡を説明する前に、天使と死について軽く説明します。
この物語の設定上、天使に「死」という概念は存在しません。
下界で亡くなれば瞬間的に天使という肩書は消え、人間になります。
なので「下界で亡くなった天使はいない」という事になります。
そして、「真実の鏡」が関係しているからです。
その設定を知った後、最終話にて、イザベルが鏡に入った数日後彼女にそっくりな赤ん坊が産まれましたよね?
それと天使に死の概念が無いとなれば、賢い人なら何となく想像つきましたね?
そうです、「時間が戻されている」のです。
図で説明するとこんな感じです。
天使が新たに誕生する事はこの世界ではまずなく、何百年も続けていることがざらです。
ですが、それでは効率がとにかく悪く、罪を犯した天使を堕天使にして人手不足になったら元も子もありません。
それを回避するために「真実の鏡」が生まれました。
鏡で行われる事は、自分が相手にした罪を全て受けながら時間を掛けて容姿、記憶を赤ん坊に戻していきます。
なので、罪が重いほど苦痛はとてつもないものです。
そして、時間を戻された天使は「見習い」として再び修行が始まります。
残酷かもしれませんが、仕方のないことです。
あと、なぜ鏡にしたのかというと、「鏡は前に立つものをそのまま映し出す、鏡は嘘をつかない」という考えで決めました。
ランクについて
先ほどの解説内に登場したワード「ランク」について簡単に説明します。
天界のランクは上から説明しますとこのようになっています。
神
↑
大天使(フォルトゥーナはここに属している)
↑
天使
↑
見習い天使(イザベルはここに属している)
とざっくり説明しますとこんな感じです。
なぜストーリー上ではランクの説明がなかったのかと言いますと、天界ではランクの詳細を説明されません。
なので、イザベルは見習い天使より上は天使で終わりだと思っています。
そういったこともあり、イザベル視点で進んでいく今作では説明をあえて書きませんでした。(けどイザベルは知っている可能性もありますけどね…)
あとがき
とまあ簡単にざっくりとですが、解説を書かせていただきました。
実はこの物語は読み方を変えてみると…なーんてあったりしますが、それは秘密にしておきます。
タイミングは何時になるかは分かりませんが、新作を準備中なのでお楽しみに!
ありがとうございました!