Cross Over Is Like #09
2022年9月 好きなクロスオーバー作品をご紹介 愛及屋烏
NAMCO x CAPCOM
PROJECT X ZONE
PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD
Continuation from last page. 09-2 https://no-value.jp/novel/29642/
PROJECT X ZONE
『PROJECT X ZONE』(プロジェクトクロスゾーン)は、2012年10月11日にバンダイナムコゲームス・バンプレストレーベルから発売されたニンテンドー3DS用シミュレーションRPGソフト。略称は「プクゾー」「PXZ」など。
概要
カプコン、セガ、バンダイナムコゲームスのゲームキャラクターが共演するクロスオーバー作品。過去のクロスオーバー作品『NAMCO x CAPCOM』および『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』の世界観を継承しており、この2作で共演していたキャラクターたちは顔見知りである。
本作のタイトルは『NAMCO x CAPCOM』のように会社名を入れる案もあったが、全てを入れると非常に長くなるうえ、続編ではなく新規タイトルだということもあって、夢のクロスオーバーが実現した企画(プロジェクト)という意味で現在のタイトルになった。
公式ブログでも同様のことが書かれ、「様々な作品がクロスオーバーして出会う領域」として「クロスゾーン」と名付けられた。
オープニングアニメーションを監督した雨宮哲は、本人いわく「勝手な思い込み」として本作を『NAMCO x CAPCOM』の延長線上のゲームと考え制作したと語っている。実際、ナムカプのOP演出を踏襲したアニメ描写がある。
2015年秋には続編の『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』が発売された。
あらすじ・2
黄龍寺の屋敷の地下に保管されていた「経界石」が何者かに盗み出された。黄龍寺 美依は自分の家庭教師である探偵の天斎 小吾郎に事件の調査を依頼し、共に犯人を追おうとした所を、「経界石」窃盗の犯人である「オロス・プロクス」の一団が再び屋敷に忍び込もうとする場に遭遇する。
時同じくして、世界各地で(特に噴水など水が関係する場所で)次元の歪みが現れるようになる。歪みに巻き込まれ、時間や場所、さらには平行世界や現実には存在し得ない場所が交じり合い、既に存在しない人物や物が復活するなど異常事態はどんどん加速していく。これらの事件は「オロス・プロクス」の仕業だと考えられた。
様々な世界から時空の歪みに巻き込まれて出会うはずの無い出会いを果たした者たちは、協力し合いそれぞれがいた世界に戻るための戦いを始める。
参加会社が増えて参戦作品は更にカオスに
カプコン
- バイオハザードシリーズ
- デビルメイクライシリーズ
- ヴァンパイアシリーズ
- ストリートファイターシリーズ
- ロックマンXシリーズ
- ロックマンDASHシリーズ
- デッドライジングシリーズ
- 魔界村シリーズ
- サイバーボッツ
- ジャスティス学園シリーズ
セガ
- 戦場のヴァルキュリア3
- サクラ大戦シリーズ
- バーチャファイターシリーズ
- シャイニング・フォース イクサ
- スペースチャンネル5シリーズ
- エンド オブ エタニティ
- ダイナマイト刑事シリーズ
- ゾンビリベンジ
- ファイティングバイパーズシリーズ
バンダイナムコ
- テイルズ オブ ヴェスペリア
- 鉄拳シリーズ
- .hackシリーズ
- ゼノサーガシリーズ
- スーパーロボット大戦OGシリーズ
- ゴッドイーターシリーズ
- ワルキューレの冒険シリーズ
- 無限のフロンティアシリーズ
- ナムコクロスカプコン
- ゆめりあ
良くも悪くもポイントダウン
キャラの数が非常に多く、味方だけで60人もいる(実質的には20人だが)。
『ファイアーエムブレム』もびっくり。
しかし戦略性が低く、5種類しかない技の出し方も最大ダメージ狙いか最大XP溜め狙いかのどちらかとなってしまい、1周プレイする頃には飽きやすい。
ストーリーも非常に長く、クリアまで50時間かかる。
面構成自体も、「敵登場(勝利条件はなんらかの特殊なもの)→敵増援登場(勝利条件が敵の全滅に変化)→面クリアする→敵には逃げられ、ワープして次の面へ」を繰り返してばかりで単調な上、中休みや起伏も少ないのが痛い。
ナムカプから戦闘のテンポがかなり改善されており、ライトユーザーでも遊びやすくなった。
戦闘時の凝った演出や掛け合いの楽しさも十分。
また、「描写が薄い」「出番が少ない」という問題点はあっても、お祭りゲーの失敗作によくある「キャラが改悪された」「不快な描写をされた」というような問題点はほとんどない。
各々のキャラクターは元々のゲームの人気や楽しさとも合わさって、魅力的な存在となっており、本作で登場したゲームに興味を持ち、参戦作品の原作に触れたというプレイヤーも少なくない。ただし、シナリオ面全般に大幅に難があるため、『ナムカプ』のようなゲームを期待していたプレイヤーを大いに失望させる事になってしまった。
『ナムカプ』に比べると、掛け合いのテキストは変わらずに面白いが、全体的な筋道としての「シナリオ面は大幅劣化」「システム面は完全とはいえないがやや改善」「作品同士の掛け合いは量はともかくキャラの魅力は主人公を除き十分」といったところで、総じて「ナムカプの長所と短所を大きく削ったゲーム」と言える。
人によって評価が分かれる為か現状では比較的安価で手に入るので、気になる人は一度手にとってみるのもいいだろう。
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