LATER SEQUELS SERIES #03
2022年10月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
大空魔竜ガイキング (1976~1977)
ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU (2005~2006)
前述
早過ぎた名作に時代が追いついたのか、
かつて『それ』に触れた人物が次代の作り手になる程の時間が経ったのか。
続いた作品が評価される保証はない。
でも、そこにある熱量が新しい波を作ることは、きっとある。
自叙
本来のビジュアルを知っているとリメイクでの変化にニヤリとさせられるのは、リメイク物のメジャーな楽しみ方ではないだろうか。よりスタイリッシュにリデザインされたメカを見るのはいつだって楽しい。
概要
『大空魔竜ガイキング』は、1976年4月1日から1977年(昭和52年)1月27日までフジテレビ系で毎週木曜に全44話が放送された、東映動画製作のロボットアニメ。
本作が初の東映動画オリジナル企画によるロボットアニメとされている。
『ゲッターロボG』の後番組であり、それまでの東映動画のロボットアニメは、漫画家の永井豪と永井の「ダイナミックプロ」からの原作提供を受けており、本作でも原作協力という形で参加している。
神谷明、井上真樹夫、山田俊司といった当時の人気声優が多数出演したため、本作のアフレコには女性ファンがドッと押しかけたという。
この時期のロボットアニメにおける主役の「神谷明」率は尋常ではない。
トピックスとしては主役サイドが運用する「母艦」を初めて導入した点が特徴。
骸骨をモチーフとした異形のロボデザイン、戦闘に直接参加する移動基地、母星の絶滅の危機の為に戦いに駆り出されるゼーラ星人の悲劇等を取り入れながらコメディリリーフ的な話も織り込まれる等、それまでのロボットアニメには無かった要素が多数盛り込まれている。
主役ロボットの名称「ガイキング」は「ヴァイキング」を元ネタとしている。
当時ブームだった野球や超能力者を題材にしている「ごった煮感」があるものの、内容はシリアスなSFアニメ。ただし講談社の『テレビマガジン』に掲載されたものなど複数存在するコミカライズの中には、物語の後半がコメディになってしまったものもある。
あらすじ
地球を離れること6000光年のかなた、白鳥座のゼーラ星は太陽のブラックホール化により滅亡の危機が刻一刻と迫っていた。ゼーラ星を支配するダリウス大帝は、配下の暗黒ホラー軍団を率いて母星脱出を目論み、ついでに宇宙征服の足掛かりとして緑あふれる太陽系第三惑星地球を制圧しようと進撃を開始した。
暗黒ホラー軍団は侵略の邪魔となる超能力を持つ人間を秘密裏に殺害していく。天才球児と騒がれたプロ野球選手ツワブキ・サンシローもその餌食となり、一命はとりとめたものの選手生命を絶たれた。サンシローは大空魔竜戦隊と合流し、暗黒ホラー軍団を迎え撃つべく第2のマウンドに立つ…。
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