片思い~最終章~

僕は迷った。いくら吸う本数が少なくても煙草を吸う女の人はやはり苦手だと。

ここはやはり明日のデートも断ろうかなと。

一応こんな風にも聞いてみた。

「禁煙する意思はありますか?」

「辞めれるものなら辞めたいですね」

「今まで禁煙を試みた事はありますか?」

「あります。でも失敗しました。」

「どんな禁煙の方法を試しましたか?」

「禁煙〇ラピーという本と、禁煙外来です。」

「なるほど。」

「武さんにお聞きしたいのですが、煙草を吸う女性は嫌いですか?」

「お答え辛いですが苦手ですね。」

「そうですか・・・。」

「私は武さんのことが好きになりかけています。仕事が終わる前に甘い飲み物買ってきてくれたりとか、とても嬉しかった。」

「それは良かった。疲れが溜まると甘い飲み物欲しくなってきますからね。」

「このままお別れですか?」

「ごめんね。僕が大の嫌煙家だから駄目なのかも。由香里さんが頑張って禁煙に成功するなら是非とも交際したいところですけれど。」

「一つ確認なのですが、私の煙草が一番の原因なんですよね?」

「はい。」

「じゃぁ、少し時間を頂けませんか?武さんと一緒にいれるなら私頑張れる気がします!」

「もちろん待ちます。ただあまり無理はしないでくださいね。僕も以前煙草を吸っていた時禁煙に失敗した事は何度もありましたし、その度に落ち込みましたし。ちなみに僕は〇レン・カーの禁煙〇ラピーで辞められました。」

「期限はありますか?」

「ないです。待ちますよ。」

「分かりました。頑張ります。」

そして、由香里は武との交際を実現するため禁煙に挑戦するのであった。

その後僕は就寝し、朝を迎えた。

今日は休日だ。1時間ばかりいつもより多めに寝た。

由香里さんの禁煙は成功するだろうか。

正直あまり期待はしていない。

でも、僕が禁煙した時に行った事を教えるくらいならできそうだ。

そこで、由香里さんにLINEを送った。

「由香里さん。おはようございます。禁煙の話なのですが、煙草に関する有害さをイメージした写真などをプリンターで印刷して部屋に張りまくるのはどうでしょうか?」

「僕は禁煙を成功した時に、禁煙セラピーとそれで禁煙できました。」

「あまり僕の事は考えず、辞められたらいいなと軽い気持ちで取り組まないとメンタルがやられるので無理はなさらずに。」

と、送った。

しかし、そのLINEに返信は来なかった。

彼女は禁煙に失敗したのかもしれない・・・。

煙草さえなければ何も弊害がなかったのに、今回は運が悪かったなと思い、僕は彼女を諦めかけている・・・。

エピローグへ続く。

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花の母としての気持ち

初めまして。花の母としての気持ちと申します。 好きな人物を模写、デザイン、詞、小説を書くのが好きで麻雀も好きです。 普段手が空いている最中にやっていることではまっている事はリズムを心の中で刻んだり、即興で簡単な歌を作って 鼻歌を歌ったりする事。 苦手な事は、面倒くさい作業をすること。これは今克服しようと努力している最中です。 どうぞよろしくお願いします。

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