#25 カンタ君逃亡劇

前回の話

あの時、絵本をくれたのは君だったんだね…ショウ

気づくのが遅すぎるよ……幹汰

それと、さっきのメール…ライザック…と知り合いなの??

知り合いっちゃ知り合いかな。もう、来るだろうけど……

矛盾している示唆を示そうとした俺は、どうやら親友のショウはライザックと知り合いだったらしい…“もう、来る”と聞いて後ろを確かめると、何度もホーム画面で見たあの姿があった。

お前は…

随分と遅い登場だね、ライ……

ゴールドレイン、仕事を途中で放棄するとはな。
そんなことよりも…幹汰。大きくなったな……

ホーム画面で聞く声とは違っていた。どうやら、ボイスチェンジャーを使ってない。聞き覚えがある声だった…誰だ、この声は…う…思い出そうとすると頭が…!!“大きくなった”ってことは、昔の俺を知る人物ってことか・・・?

お前のその持病も相変わらずか…。やはり本当だったようだね…ゴールドレイン、幹汰を失いたくはないだろう・・・?

それはお前だってそうだろう?ライ…

ああ。もちろんだとも…。

なんだ、なんで2人は知り合いかのように、ここで俺はある言葉を思い出す。
“知り合いっちゃ知り合い”あの時確かにショウはそう言った。
俺の事を知っていて…俺がショウにもらった大切な絵本の、【ライアンと魔法】に出てくる用語を使用している人物。ショウは、ゴールドレインという用語を使用。そしてショウの隣にいる人物ライザックは、ライアンの大切な友達 “ライ“とザック“の名前を使用している。

俺は、幼い時…誰と…アメリカに行ったんだっけ????
アメリカに行ったからこそ、ショウという大切なと親友に巡りあえた。
そうだ、家族旅行に連れていってもらったんだ………父さんに・・・・?
まさか、ここにいるライザックって………

父さん・・・なのか・・・・??

ああ。これを取らないといけない日が遂に来たようだな

黒い仮面が取り外される……そのときが、来た・・・・・・・。
俺に似た茶髪の髪色で瞳のいろもよく見ると同じだ……

この顔をお前は憶えているんだね・・・??

うっすらだけど…父さんの顔だ。紛れもなく…俺の父さんだ………

幹汰…すまないね、こんなことになって…

父さん、父さん………!!

その頃の女性陣_______

え、なに?どういうこと・・・?

そう、カンちゃんを困らせたのは実の父親だったのね…
そんなこと関係ないわ。ハッピーエンドなんかにさせないんだからッ!!

でも、俺の情報を晒したのって………

それは私ではないんだよ・・。

そうさーーー!姫路幹汰!!
貴様の情報を晒したのは我なのだから!!

配下は、銃を構えていて幹汰を狙った。
俺は撃たれるの覚悟をして目を瞑ったけど痛くもなく血も出なかった…
俺の代わりに撃たれたのは…

………ッ…早くいけ、浅井夫婦の元へ…

ショウ……!!なんで…!

お前、飛坂と一緒にいて無事だったわけじゃないだろう?
幹汰は昔から女の子を守らなきゃいけないという正義感があるから。好きでもない女守るために、スイッチでも撃ったんだろ?俺が、あの場にいたら…幹汰に銃なんて持たせなかったのになぁ…

そこまで…俺の事考えて………

ライから、聞いてたから…いつかこうなるんじゃないかって思って。KMKを至急設立したり、全部…お前を守るための準備は完璧だったはず…

ここで、ショウまで失ったら……俺は…立ち直ることができないよ!!
初めてできた友達で…いまは大切な親友なんだから……!!

撃たれたのは耳だね…君にも聞いてほしいことがある。
手当てしながらでいいかい?

構わないさ…真実を教えてくれるなら

君も、浅井夫婦のいまいる居場所へ来てもらうよ……

わかった…

俺たちは、追いかけてくるネアデフに攻撃をしながら話をしていた。
そこで初めて知る。父さんが晒したのではなく、さっきのやつ…ネアデフに俺は情報を晒されたことを。父さんは、止めようとしてくれたが…遅かったらしい。そして、ネアデフは俺の事をかなり嫌っているようだ…

これでネアデフのことは全てだ

いまから向かうのは、浅井夫婦がいる居場所だ…

でも、なんで絹江さん達のところへ・・・・・?

俺たちの企みや全てを知っている人たちだからだ…

第26話へ続く

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水樹

水樹

最初に絵を描き始めたのは小学生の頃でした。 それから、自分の世界観を文字におこしたり、絵にするのが趣味になっています!!

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