私は、好きな人へ毎日手紙を書くことが日課となってる。そうそれは、学生のころから社会人となった今も変わらない返事はないけど彼はきっと読んでくれてる。だって彼が言ったから「俺は、手紙が好きだな!!メールでもいいけど・・・間違って消したら終わりじゃん?でも手紙なら捨てようと思わないかぎりあるし、いつでも・どこでも読めるし書いてくれた人の感情が文字になってる気がするし、自分のために時間を使ってくれるのが嬉しいから」と だから私は、彼のためにレターセットもこだわって買っている。またその時間も楽しい
よくそんなに書くことがあるのかと言われても私にはある例えばテレビの話・季節の話・もっと言えば「昨日の夜の月きれいだったね~~。あなたは見た?」とかね。好きだからといって告白してる手紙じゃなく友人に書くようなモノ それでも満足 だって彼と繋がってるから でも、そろそろ返事が欲しいかな?彼の書く綺麗な文字が見たいな。TELは・・・実は彼持ってないんだよね・・・なんでだろう?でも彼なりの理由があるからそれは理解してる。今度友人に相談しよう!! そして友人との約束の日カフェで「彼から手紙の返事が欲しいんだけどどうしたらいい?催促はしたくないの・・・でも彼の気持ちが知りたいの・・・迷惑ならそれを伝えてもらえれば手紙をやめるのに・・・」と話すと友人は泣きそうなそして気まずそうな顔をした。「ねぇ?彼のこと・・・どこまで・・・ううんゴメン気にしないで。」と分からないことを言った「まぁ・・・返事を気にするなら手紙をやめるか、いつ来るか待ちながら書くかはアンタ次第ね。ゴメン私にはこれしか言えない」
私次第か確かにそうねと思ったので「相談ありがとう。」と言って後は雑談に花を咲かせた。友人と別れてショッピングモールからの帰りに私は自分の家の近くの公園を通りかかった・・・その時道路ですごい音がした 車と人がぶつかった音がしたのだ。壊れた車・血まみれで倒れてる男の子・泣いてる女の子・野次馬と辺りは騒がしくなってきた・・・
けど私の中ではこの場面見たことあると冷静になっていた。頭の奥から知らない映像が出てきた・・・それは私と彼の最期の日だった・・・そっか私を庇って彼は死んだんだ・・・
そして私は記憶を無くした。だから彼から返事がないんだ・・・どうやって家に帰ったか覚えていないけど私は部屋で彼への手紙を書きながら泣いていた
「あの時は 助けてくれてありがとう
私はいつでも・いつまでも
あなたのことが大好きです」