あれ?確かにさっきまで、いたのに・・・
少年は詩織の姿を確認するがいないことに気づく…………
その日は諦めて帰り、あっという間に次の日へ
少年の朝は、起きてから眼鏡をかけることから始まる。
テレビを見ながら朝食をすませ本屋へ
今日は日曜だしなぁ、久しぶりにあの本屋へ寄るか!
家から徒歩10分のところに本屋はある。
ラノベコーナーに真っ先に進み大量に本をいれる
僅か選び取って、5分レジへ直行…………
女性店員のレジへ並んだ。
合計で、5千8百円になります!
カバンから財布を取り出そうとした時
詩織のリボンが顔を見せた。
その一瞬を見逃さなかった女性店員は会計が済んだあと
少年に話をきいた。
あの・・・そのリボンって・・・?
あー、コレですか?昨日ここで買い物した女の子が落としたので
声をかけたんですが何か急いでたみたいで・・・気づいてもらえなかったので
ココに来れば渡してあげられるかなって・・・思って・・それで
そうだったんですね!!それ、友達のなんですよ!なので
代わりに私が渡しておきますよ!!
そーだったんですか!お願いします!
少年は女性店員にリボンを渡して帰っていった。
店員は丁度、休憩時間になり詩織に電話をかけた…………
ちょっと!シオリン、いますぐバイト先に来て!
それどころじゃないんだよ~いま、探し物をしてて~
その、“探し物”のことよ!早く来て!休憩時間終わっちゃう!
え!!いますぐ!!
詩織は、急いで親友のバイト先へ
息を切らしながら向かう
やーだ、シオリン・・・パジャマのままきたの??
だって・・急いできてっていうから・・着替える時間なくて!!
まぁ、いいわ・・はい、探し物!!
ありがとう~亘理~~
詩織のもとに、ブルーカードが渡ったところで
妖精会議は終了しモニター画面の電源を切り
後日また、妖精会議を開くことになった。
つぎに、本界へジャンプさせるときにはお説教ね!!
須藤様が出張でなかったら、大変なことになってたわよ?
そうよ、それでこそ・・・頁次ちゃんのクビが飛ぶことになってたかもしれないのよ?
きつ~く、言っておくから!!
亘理は、リボンを詩織に返すとき少年にもお礼を言っておけと
見た目をラノベキャラで例えて伝える。
転生したら悪役令嬢の弟だった!のルーファにそっくり!
え・・・てことは。メガネキャラ??
そう!完全にメガネキャラよ!!
ココの常連なら、いつか会えるかも!ちゃんと会ってお礼言いたいし!!
特徴はあとでメールで伝えるわ!今回のこのカシは、
今度、シオリンの部屋でお泊り会で許してあげる!!
りょ、りょーかい・・・
私、そろそろ休憩終わるから・・明後日にでもお泊り会しよ~
うん、ありがとーー!
詩織は、リボンを返してもらったときに最新のオススメのラノベを
売りつけられ買っていた。冷え切った外の中、駆け足で家に向かう
小命の2巻を開き本界へジャンプする
すると、会議が終わったあとの頁次が不機嫌そうに顔を出し
いつもの決まり文句は特になく詩織を存分に説教して
その日はジュリアになりきれることができなかった。
まぁ、無理もないか・・・
詩織は、頁次に説教されそのまま眠りについた。
時間は進み親友が部屋に泊まる日
やば、今日は亘理が家に泊まる日!!部屋中ラノベだらけで
片づけてない!!どしよーー
慌てまくった詩織は、急いで部屋を片付けると
本棚から見覚えのない本が落ちる
あれ、私・・・・こんな本もってたっけ??
つづく