皆さん、こんにちは。
声に恋する。です。
今回はハロウィンのイラストと小説を投稿します。
ぜひお楽しみいただければと思います。
本文：
秋の装いが突然来た、今年。
10月もまもなく終わるころ。
ニュースでは、ハロウィンの話題や問題でもちきりだ。
「そうか…今月末はハロウィンか…」
何気なくテレビを眺めていた俺は、ぽつりとつぶやいた。
「ハロウィン…ハロウィンねぇ…」
俺にとってハロウィンは、まぁ好きな行事だ。
トリックオアトリート！…なんて言いながら仲間内で楽しむことはないが。
俺は、甘党であるのだ。
ハロウィンのお菓子はパッケージが工夫されたものや、見た目が可愛らしいものが
沢山ある。
そして、もちろん味も美味しい。
イベントにかこつけて、大好きなケーキやハロウィンのスイーツを食べる。
それが俺の毎年のハロウィンだ。
ちなみに仮装はしない。
「今年はどんなスイーツやらがあるのかなぁ」
俺はスマホを取り出し、ハロウィン・スイーツで検索をかけた。
調べると、これでもかというハロウィンのスイーツが出てきた。
まずはコンビニのハロウィン特集。
各社カボチャやハロウィンには欠かせないおばけなんかを模したスイーツを
販売している。
また、秋の味覚である栗やさつまいものスイーツも豊富なようだ。
「そういえば、焼き芋も美味しいよな。今じゃ年中食べられるけど、
やっぱ旬は今なのかな」
俺は夏に食べた「冷やし焼き芋」を思い出し、それも美味だったと感慨にふける。
次に出てきた情報は、やはりケーキ屋やカフェなどのハロウィン特集。
それと、バラエティショップの特集だ。
その中で面白いと思ったのは、なんでも、青いクリームソーダなる飲み物だ。
「なんか今年はやたらクリームソーダ味が流行したよな。ハロウィンにまで出てくるとは」
それは、可愛らしい黒猫の瓶に入った青い飲み物だった。
確かに、そのような不思議な飲み物が手に入れば、ハロウィンパーティを開くところでは
盛り上がるだろう。
俺としては純粋に飲んでみたいと思った。
クリームソーダも好きだからな。
「うーん、これだけの情報があると何を食べようか迷うな…。
モンブランにイチジクのパフェなんかもあるのか…。
おわっ！紫芋を使ったスイーツ、これ色が随分派手だな…」
気づくと俺は一時間近く、スイーツの情報を検索していた。
「…うーん、迷う。さすがに全部は食べられないしな。
俺が今年のハロウィンで食べたいものか…」
しばらく情報検索して、考えに考え、俺が今年のハロウィンで食べたいものは…。
「…やっぱ、王道のパンプキンパイだな。うん」
パンプキンパイ。物にもよると思うが、比較的すっきりした甘さが美味しい
秋の今、旬のスイーツ。
正直、ハロウィンシーズンくらいにしか食べないだろう。
「それと…」
俺は先ほど調べた、青いクリームソーダを思い出した。
「パーティをするわけではないけど…なんか、たまには気分が盛り上がるものを買っても
いいよな」
俺の今年のハロウィンは、パンプキンパイと青いクリームソーダに決まった。
食べ合わせとしては、正直いかがなものかと思うが、関係ない。
俺は、甘党なのだ。
「当日は思う存分パンプキンパイを堪能するかぁ！」
俺はもうすぐやってくるハロウィン、もとい。
スイーツハロウィンへの期待に心を躍らせた。
トリックオアトリート。
俺はいたずらよりも、やはりお菓子かスイーツがいい。
でも、ちょっとだけ。
誰かにいたずらをしてみるのも楽しいかもしれない。
そんなことを考えた。
さぁ、あなたはどちらを選ぶ？
トリックオアトリート。
『お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ！』
