「虹」と言う漢字は、古代中国で虹を竜の一種と考え、蛇を表す「虫」と貫くことを意味する「工」を組み合わせたことに由来しています。古代中国では、虹は竜になる予定の大蛇が大空を突き抜けることで出来ると信じられています。虹を空に横にかかる七色の竜と考えたことから、「にじ」の意を表す漢字ができました。「虹」と似た漢字に「霓(ゲイ)」があり、これは雌の竜を意味しています。現在の中国では「虹」のことは彩りから「彩虹」と表現されています。
シンガプーラ(猫)
性格
シンガプーラの性格は以下の3つの要素が挙げられます。
温厚でおとなしい
シンガプーラは、「犬のようだ」と言われるほどフレンドリーですが、基本的にはおとなしく、穏やかな性格をしています。ほとんどな鳴くこともなく、静かな場所を好みます。体が小さいことから飼育スペースも広くとる必要はなく、初心者の方にもおすすめの猫になります。
優しくて甘えん坊
シンガプーラは、優しくて甘えん坊な猫です。人間とコミュニケーションが大好きで、可愛い鳴き声で話しかけてきます。大好きな飼い主さんの後を付いて回ったり、時には肩に乗ってくる個体もいます。しかし、甘えん坊なで寂しがりやな一面も持っているので、長時間の留守番には向かない猫になります。また、神経質で独占欲が強いので、多頭飼いには向きません。
好奇心旺盛
シンガプーラは元々は、下水溝でネズミを追いかけていたため、運動能力は高く、好奇心旺盛な一面があり、とても賢く、いたずらや遊びが大好きです。飼い主さんとはおもちゃ遊びが大好きなので積極的に遊んであげると喜びますよ。しかし、好奇心旺盛がゆえに家中にある物に興味を示してしまうので、危険なもの・場所には近づかないように、細心の注意を払うようにしてください。
特徴
世界一小さいとされ、「小さな妖精」の愛称で親しまれているシンガプーラは一体どのよう猫なのか?歴史や起源、飼いやすさや見た目の特徴を紹介します。
①飼いやすさ
シンガプーラは穏やかでフレンドリーな性格をしているので、初心者向けでも飼いやすい猫となります。鳴き声も小さくて、ほとんど鳴かない大人しい猫になるので、集合住宅でも安心して飼育できます。
②体格やサイズ
シンガプーラの体高は約25㎝、体重は約2~3㎏となり、猫全体の平均体重は3、6~4、5㎏なのでかなり小さいことが分かります。しかし、小さい体のわりには、筋肉質でがっしりとしたセミコビータイプのボディをしているので細身ではないです。頭は小さくて丸く、両端には付け根の広い耳がついています。アーモンド型をしたつり目気味の大きな目もシンガプーラの特徴の一つです。シンガプーラは生後9週間までは瞳が様々な色に変化します。
③被毛・毛色
シンガプーラの毛色は1色のみになります。毛色はセピアカラーでティッキング(1本の毛に濃い色と薄い色が交互に入っていること)が入っています。根元の毛はアイボリーで濃いブラウンのティッキングが入っています。腹部は両脇より薄く淡い色で、尻尾の先はほぼ黒と言ってもいいほどの濃いブラウンになります。毛は短毛ですがシルクのようで滑らかな手触りが特徴です。この色の変化により、光が当たると輝くように見える美しい毛も大きな魅力の一つです。
歴史
シンガプーラは1980年後にCFA、TICAと言った血統登録機関に登録された新しい猫になります。ルーツはシンガポールにあります。1970年代初頭、シンガポールに赴任していたアメリカ人のメデュ夫妻が下水道でネズミ捕りをしていた5匹の土着猫を見つけて、アメリカに連れて帰ったのです。その後「シンガプーラ」と名付け、繁殖活動を行った結果が、10年足らずの間にシンガプーラの血統が確立されることになります。シンガプーラはサンスクリット語で「太陽の街」を意味なのです。