性格
シャルトリューは、穏やかで賢い性格の持ち主です。おっとりしており、小さい子供や他の猫とも仲良くできます。フレンドリーで嫉妬することも少ないので、多頭飼育飼いや、猫以外のペットと一緒に飼うこともできます。鳴き声も小さく、飼いやすい猫になります。飼い主に従順な一面を持つことから、「犬のような猫」と呼ばれることもあります。賢くしつけがしやすくて、洞察力にも優れているため、飼い主のことを見ています。甘えん坊な部分もありますが、飼い主にべったりするわけではないです。時々気分屋な一面も見せる茶目っ気もあり、非常に魅力的な性格なので初心者向けの方にもおすすめできます。
特徴
シャルトリューは、フランス生まれの美しい見た目が特徴的な猫になります。美しいブルー、グレーの被毛に、カッパーの瞳が映える印象的なビジュアルから、「フランスの宝や生きたフランスの記念碑」とも呼ばれています。賢くて穏やかな性格の持ち主でもあり、飼い主にも懐き、可愛らしいくて魅力的な猫です。
歴史
シャルトリューはフランス生まれの猫になります。シャルトリューという名前は、フランスとイタリアの国境付近にある地名が由来とされています。シャルトリューの起源をめぐっては、「十字軍によって持ち込まれた、商人によってフランスに持ち込まれた、シャルトリューズ派の修道士が北アフリカから持ち帰った猫の子孫である」など、様々な説があったのです。起源についてはわかっていないのですが、16世紀頃から、絵画や文献などにシャルトリューが登場しています。18世紀頃には、「フェリス・カートゥス・コと言う学名が与えられており、この頃には多くのシャルトリューが存在していたのです。しかし、毛皮として使用するために乱獲が行われるようになり、戦争の影響も相まって、第一次世界大戦直後に個体数が激減し、一時は絶滅の危機に陥ったのです。個体数が減少して純血種としての繁殖が難しくなった為、ブリーダーによる異種交配が進んだのです。ペルシャ猫やブリテュッシュブルーとの交配を経て徐々に個体数が増加し、個体数が復活したのです。海外に輸出されるようになって、TICAやCFAにも正式な猫として登録されています。現在では、フランス内外でとても愛されているのです。