さて、早速発酵あんこを作ることにした。
榎本美紗さんの「からだが喜ぶ発酵あんことおやつ」
を参考にした。
材料は小豆と米麴をそれぞれ200g、そして塩少々、
それだけだった。
作り方もそれほど難しくはないようだった。
小豆をしたゆでし、米麴を加えてゆでた小豆と混ぜて、
炊飯器で保温して発酵させるだけなのだ。
普段料理をしない私でもハードルは高くない、
私はそうふんでいた。
しかし読むのと自分でやるのとでは、
やっぱり違うものだ。
小豆をゆでるのに50分、
そして発酵されるためには、
8~10時間待たなければならないのだ。
そして、やっぱり私はB型なのだ。
50分待てなかった。
小豆をゆで始めて、30分経った頃、
味見をしたらやわらかくなっていたので、
もういいだろう、とざるにあげてしまったのだ。
発酵させる工程でも、
8~10時間かかると、書いてあったのに、
8時間きっかりでやめてしまったのだ。
できたものを試食…甘くない。
もう少し炊飯器に入れて置いたら、
もっと甘くなったかもしれないが、
面倒になり、そこで完成にしてしまった。
折角カロリーが低く済むあんこが食べられる、
と思ったのに、私の力不足で、
甘くないあんこができあがっただけだった。
しかし勿体ないので、
いろいろと工夫をして食べることにした。
まずはトーストにのせてみた。
マーガリンをぬり、オーブントースターで焼き、
発酵あんこをのせる。
作り方の本をまねてその上にバターをひとかけらのせた。
これは甘くないのだが、まあまあ美味しかった。
次に夫が寒天を作ってくれて、
更には黒蜜を買って来てくれたので、
その二つの上にドーンと発酵あんこをのせて、
あんみつを作った。これは黒蜜が甘いので、おいしかった。
これで私の実験結果は終わり。
普段料理をしない私には、
時間がかかり過ぎて、もう二度と作ろうとは思わない。
しかしカロリーは少なく済んだし、
ダイエットには有効だと思う。
そして体重は…、変化なしであった。




