性格
ジャンガリアンハムスターは、ハムスターの中でも温和で人懐っこくて、大人しい性格なので初心者の方でも飼いやすいです。小学生でも十分に飼えるペットとして人気があります。人間の1歳児と同じくらいの知性があるとも言われているので、愛情をもって接していれば飼い主に懐くことがあります。飼い主から目を離さずにゲージからずっと見つめていたり、顔をじっと見つめてきたり、十分に懐いてる状態だとお腹を見せて甘えるときがあります。また、個体差はありますが、ナイーブで繊細と警戒心の強い性格の子もいるので、大声を出したり、急に抱き上げたりと、びっくりさせることはやめてあげてください。懐いていると、おやつを手から食べさせたり、手のひらに乗せて体を撫でてあげるなど、少しづつスキンシップを取っていくといいです。
特徴
ジャンガリアンハムスターは、ゴールデンハムスターの大きさと比較するとかなり小さく、成体でも体長約10㎝、体重は30~50gと小型のハムスターになります。グレーの体色に、頭から尻尾にかけて黒い模様があるのが一般的なのですが、他にもたくさんのカラーバリエーションがあるのです。ノーマル、プディング、パールホワイト、スノーホワイト、ブルーサファイア、ショコラなどのジャンガリアンハムスターには、様々な色を持つ種類があります。縄張り意識が強いので、噛み合ってケンカをして、ストレスを受けて怪我をすることもあるので、多頭飼いではなく一匹ずつ飼育するのが良いです。
歴史
ハムスターがペットとして飼われ始めたのは比較的最近で、1930年代頃にゴールデンハムスターが実験用動物と繁殖されるようになったのが始まりです。見た目の可愛さや性格、飼育のしやすさなどからペットとして人気になり、現在では一般家庭用のペットとして普及しているのですが、野生のハムスターは絶滅の危機にあるのです。ジャンガリアンハムスターは、カザフスタンや中国~シベリアなどの乾燥した涼しい地域で生息しており、生息地の一つでもある中国のジュンガル盆地(ジャンガリアン)が名前の由来となっています。ハムスターは夜行性で日中は巣の中で眠り、夜になるとエサを探して活動を始めるのです。