ボンベイ(猫)

性格

 ボンベイは、バーミーズから受け継いだ愛情深さとアメリカンショートヘア譲りの明るい性格を持っている猫になります。1人に執着するのではなくて、家族の輪に入ってコミュニケーションを取り、活発で社交的な性格をしています。環境の変化にもすぐに対応できるので、小さい子供や他のペットにもすぐに打ち解けることができます。

特徴

 「小さな黒豹」と呼ばれるボンベイは、アメリカンショートヘアとバーミーズを掛け合わせて誕生した猫種となります。そんなボンベイは一体、どのような猫なのでしょうか?

 ボンベイの飼いやすさやサイズ・ルーツ・性格について詳しくご紹介させていただきます。

①飼いやすさ

 ボンベイはワイルドな見た目なのですが、性格は穏やかで大人しい性格をしており、飼いやすい猫種と知られています。しつけもしやすく、初心者・ご高齢の方にもおすすめできる猫種となります。

②体格・サイズ

 ボンベイのサイズは3~5㎏ほどで、コンパクトながらもがっしりとした「セミコピータイプ」の体型をしてます。無駄のない美しい筋肉を持ち、足は長くて、尻尾はムチのように先端に向かって細くなっていきます。顔の特徴としては、緩やかなクサビ型の頭に短めな鼻、大きな金銅色の瞳が挙げられます。大きな瞳は1ペニー(日本円で約2円)硬貨のサイズとも言われています。

③毛色

 ボンベイの毛色は短毛のブラックのみとなっており、模様などはありません被毛はなめらかでシルクのような手触りをしており、エナメルのような美しい艶になります。

歴史・起源

 ボンベイは、キャットショーで何度も受賞した経歴のあるニッキー・ホーナーと言う繁殖家によって生み出されたのです。ホーナーはアメリカのケンタッキー州のキャッテリーのオーナーで、1950年代に彼女が「自分の遺作として最高の猫を作りたい」と考えたのがボンベイ誕生のきっかけとなったのです。そして黒豹のような真っ黒で美しい猫を作り始めたのです。しかし、理想的な品種として定着するまでの道のりは非常に険しかったのです。まず、ホーミーはチャンピオン猫であるセーブルのバーミーズと金色の瞳を持ったブラックのアメリカンショートヘアを交配させました。しかし、生まれた猫は期待通りに行かずに失敗に終わりました。その後、1965年代、ホーミーは熟慮して選んだバーミーズのオスとアメリカンショートヘアのメスを交配させた翌年から1972年代までの6年間で27頭の子猫を産んだのです。その猫は、バーミーズの艶のある被毛とアメリカンショートヘアのゴールドの瞳を持った黒猫として誕生しました。その後、27頭の猫たちを土台としてボンベイを増やし、品種改良を重ねていきました。残念ながら、バーミーズの繁殖仲間たちからは、ボンベイに対してあまり良い関係は得られなかったので、協力してくれる繁殖家を探すことは難しかったようです。しかし、ホーナーは諦めずにボンベイを育てながら、繁殖をするためにたくさんの人達から協力を得て、個体数を増やしていき、ボンベイ愛好家クラブを設立しました。それから1976年には、ついにアメリカで猫の登録団体CFAに公認猫種として認定されました。それ以降の1980年代には多くの猫血統登録団体にも公認されて、1988年代以降は、ボンベイはアメリカのキャットショーで重要な賞を獲得するようになったのです。こうして20年近くの試行錯誤を経て、現在のボンベイの姿になりました。ボンベイと言う名前は、黒豹が生息しているインドの都市名から名付けられたのです。

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ハムスター

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