初めに
初めまして。Yurieと申します。私は子供の頃から絵を描く事が大好きで、暇さえあればずっと絵を描いていました。進学先に美術系の高校を選び、その後美術予備校という芸美大を目指す方向けの学校に通うことになりました。そこでは主にデッサンを勉強しており、絵の基礎から立体作品まで幅広く取り組み、オリジナル作品の制作と作家活動を現在まで続けて来ました。ここではその経験を活かし、イラスト制作に役立つ勉強法をご紹介したいと思います。
理想を形にしたい!でも、何から始めればいいのか分からない。どう描けばいいのか分からない。そんなお絵描きの悩み解決のヒントになれば幸いです。
苦手なものも楽しく学び、絵の勉強や研究の楽しさを伝えられればと思います。
楽しくお絵描きを続ける為に。すべての方に学びの場がある事を願っています。
手を描いてみよう
キャラクターを魅力的に描きたい!そう思った時、一体どこから描き始めよう…そんな時、顔をカッコよく描きたい!かわいく描きたい!そう思う方は多いと思います。
自分で考えたキャラの顔。とても重要ですよね。
描いていて楽しいのも顔を描く事!そんな方もおられるのではないでしょうか。
顔には表情があり、様々な表情を描く事は人物を描く上で大切です。
ですが、人間の表情は顔だけに出る訳ではありません。
果たして何処に表情が出るのでしょう?
それは手です。
手には表情があります。キャラクターイラストにおいて、お仕事で人物を描く事になった時、先ず見られるのが手を描けているのか。手に表情をつける事が出来ているか。
それが魅力的なキャラクターになるかどうかの重要な要素となって来ます。
自分の手を観察してみましょう。手は複雑な構造をしていますが、箱として捉えると描きやすくなります。形の単純化はデッサンの基本でもあります。どんな物を描く時にも役立つので、物を箱として捉える事を意識して描いてみましょう。
関節を意識して描く
手には三つの関節があり、それぞれ指先に近いほうから順に、第一関節、第二関節、第三関節になります。指は関節から曲がる事を意識して描きましょう。
指は付け根から曲がらず、付け根の少し下にある第三関節から曲がります。
間違えやすいので第三関節の位置に気を付けて描きましょう。
関節はアーチ状になっているので、自分の手を触って関節の位置を確認してみましょう。
いかがでしたでしょうか?手を観察する。手には表情がある。手を箱として捉える。関節の位置を意識して描く。これらが手を描く上で重要なポイントとなっています。楽しく描く事が大切なので、休憩をしつつ自分の手を観察して手を沢山描いてみて下さいね!

