足の描き方を考える
今回は足の描き方ついての研究をしたいと思います。イラスト制作の場面で手を描く機会はとても多いですが、バストアップのイラストを描いていると全身を描く機会が減ってしまうと思います。特に足は日常的に見ない部分でもあるので観察しづらく、全身の絵を描きたい!手は描ける様になったけど、足はどう描けばよいのだろう…と苦手意識をもってしまうかもしれません。ですが、描けるものが増えると表現の幅が広がりますし、手と同様箱で捉えれば描きやすくなります。足も奥が深く描いてみるととても楽しいですし、自分で考えた靴を描きたい!、可愛い靴下のデザイン画を描きたい!…そんな時に足の描き方が役に立つと思います。まずは自分の足をよく観察することから始めましょう。どうぞお付き合い下さい。
足の構造
足の関節は何処に在るか、自分の足を観察しながら意識して描いてみましょう。
親指は第一関節がありません。個人差はありますが第三関節から緩やかにカーブしています。親指の第三関節が足を描く時のポイントになります。手と同様指の付け根に第三関節があり、動かすと第三関節から曲がります。関節の位置を触って確認してみましょう。
足の裏は地面に面している部分と土踏まずがあります。土踏まずは凹んでいるので、凹みを触って確認してみましょう。土踏まずを意識して描いてみましょう。
足には踵(かかと)があります。足の後ろ側にある部位で、ここにある骨を踵骨(しょうこつ)と呼びます。
踵があるため足の下は丸くなっており、足を真横から見ると台形のように見えます。踵も触って確認してみましょう。
足も複雑な部位ですが、単純な形で捉える、関節を意識して描く、土踏まずの凹み、踵を意識して描く。このポイントを押さえると描きやすくなります。先ずは自分の足をよく観察してみて下さいね。楽しく足を描いてみましょう!

