Hello! Hello! アコチャンです
お久しぶりすぎて存在を忘れられているかもしれません。まだ存在しておりました。更新頻度を上げればもっと覚えていていただけるって?イイエ、これは私の覚書みたいなものだからね、このまま思い出したときに書く感じですすめていきます。
さて、今日は何を語りましょうか。過去にはレ・ミゼラブル、ホームズ、椿姫……と作品を語ってきましたが、私の人生を変えた作品で欠かしてはいけない映画「The Greatest Showman」などいかがでしょう。This is meで有名な、あのミュージカル映画ですね。
ヒュー・ジャックマン演じる主人公P.T.バーナムは、親の仕立ての仕事についていきチャリティ(のちの奥さん)に出会います。裕福な家に生まれたチャリティを不自由ない暮らしで娶るために働き、銀行に行った際に出会った「人とは少し変わった人」を見てショーをうかべるのです。まあそこまではかなり一瞬で話が進んでしまいます。導入だからとはいえ!
バーナムが銀行での出会いをきっかけにみんなをスカウトして周り、オーディションで「普通と違う人」を集める。このあたりよく考えてみるとバーナムの考え方が歪で醜い人間性を感じてしまいますよね。
だって、人とは違う人に居場所を与えるという名目で、なんの不自由もない健常なバーナムが彼らを見世物にするのですから。
彼は確かにキャストに家を、夢を与えました。それでも彼自身は全く普通の夢見がちな普通の人間なのです。彼自身もショーに出てはいるけど、彼だけ見た目は普通なのがまた差を生みます。
映画の途中で、「町から出ていけフリーク!」みたいなことを言われるシーンがあるのですが、それでもバーナムはその地に根付きました。お客さんが入り続けたのもありますが、彼は折れなかった。
もしかしたら、バーナムはそういった精神が<フリーク>だったのかもしれません。今の世の中では自己中心的、自身過剰と言われてもおかしくないくらい波に乗っていたのです。
理解してもらえない考え方を持つことも、マジョリティからしてはある種の恐怖なんですから! これを見ている人は、自分がマジョリティとは違うということにおそれを抱く人もいるかもしれませんが、そのあたりは自分の考えで見てください。もしかしたら実際にこの映画を見てこんな風には感想を抱かない、なんて「普通」かもしれませんからね!
その後、彼は娘のある出来事をきっかけに、「本物」をプロデュースします。
この辺りは私の中で地獄なので割愛しますね、見るの毎回しんどいシーンなので……。
バーナムが「本物」と巡行に行っている間もフィリップ(若きパートナー、劇作家)が代理に立ち、ショーは続きます。
名声を得たバーナムは、あるパーティーで名高い人々と交流を深めますが、そこにキャスト達が訪れます。そこで彼は罪悪感に駆られつつも名声に溺れ、仲間達から離れます。そこで演じられる「This Is Me」!! 名シーンすぎて胸が焼かれます。山場は複数ありますが、個人的にこのシーンが2番目に好きです。そして映画の伝えたいテーマがこのシーンなんだと思います。
「自分らしく生きる勇気」「私には愛される価値がある」
大事なんだけど忘れがちなことですよね。ずーっと変わり者扱いされて生きてきたアコチャンですが、自分にも価値があるのだと、スッと受け入れることができました。
みんなも愛される価値があるし、自分で自分に自信を持っていいんだよ〜〜〜!(韻踏んでます)
ラスト、全てを失いホームに帰ってきたバーナムと仲間達の歌が個人的に1番好きなシーンなので、みんな見てください。ヒュー・ジャックマンの歌声はもちろんキャスト達の語りかけるコーラス、またここからやり直すという力、全てにパワーを貰えます。
Greatest Showmanの公開は2017年なんですが、私は当時10代で、1番苦しんでいた時期でもありました。
自分を受け入れられず、外に出るのも何もかもが辛かった時です。
予告CMで知っていた映画をたまたま調子が良かった日に、学校をサボって(当時はほぼ毎日サボりか遅刻でしたが!)見に行って、1人で泣きました。
エンドロールが終わっても立ち上がれず、映画館のスタッフの方が入ってくるまでずっと座り込んでいました。
それだけ影響を受けた映画だったのです。
まあ言うまでもなくDVDは所持しているのですが、今も映画を観ると力を貰うと同時に当時を思い出して泣きます。でもあの落ち込んでる時間があったから今があるんだよなあ。悪いことばかりではないかもしれません。というかこの映画がなかったらすでに世を儚んでいたかもなあ。生きててよかったよかった!
今はいつでも死ねるんだから今はもう少し頑張って生きていこうくらいの気持ちで楽しくやってます。
今ノーバリューを見てる人って私と同じように苦しんだ経験がある人も多いと思うんですが、映画を見てみて欲しいな。きっと勇気を貰えるからね!
映画自体は曲がキャッチーなのもあり楽しく観ることができると思います。
あとエンドロールに流れるコンセプトアート?絵コンテ?がすごく美しいです、あの絵の画集とか調べたら売ってるかな……
とまあ今回はいつにもまして長々と愛を語ってしまったのですが、今回はこのあたりにしておきましょう!最後はいつも通り絵で締めましょう。一番映画内で好きなFrom Now Onのシーンを頑張って描きます。そう、描きます。今から。つまりこの投稿は絵が出来上がってから公開されることになるので、これでいつも遅くなるのですね!では!

(4/30.追記)さっきまでの文章を書き始めたのは実は2月だったのですが、絵を描かなさ過ぎたために投稿が5月になだれ込みました。やっぱりそうなると思ってたぜ!
あらためて、では!ここまでお読みいただきありがとうございました、またの機会に!