猫耳少女は夢をみない。#34

#34  「剥がされた仮面」

青海成は、父*国王からの仕事の引継ぎをしていた。
書類を見ているだけで胸が痛い
直接、この国と関わりはなくても
王族を毛嫌いしている理由がわかる内容だった。

こいつはっ!!

10人分全員の、顔写真とデータが載った書類を見て
父親が言っていたことを理解する。

こいつは確かに、精神的苦痛かもしれないな・・

書類を取扱注意と書かれた緑色の封筒に入れて封をする。
そして、書類を国王に返して10人の処分者に会いに行く

もう良いのか・・・?

はい・・。
あの、父上・・・・
処分内容は変更しないとお聞きしましたが
本当にそのように処分なさっていいのでしょうか・・・?

ああ・・。
私が決めたことじゃ・・・・。変更はない・・・
なんだ、あんなやつらに情でもわいたか??

いえ・・・・。
では、処分者に処分内容を伝えてきます・・・・

反論は必ずくるが耐えるのじゃ・・・

はい・・・・

処分者がいる、牢獄へと向かうが
警備員の尋問に対して黙るものと

王族をだせーーー

と荒ぶるものがいた。
その会話を聞き、意を決して牢の中へ入る成
すると警備員が成に対しての態度を変え
処分者に冷たい言葉を突き放し戻っていく

交代の時間だ・・・

これはこれは、成様!!
ご苦労様です!!
こ奴らは・・・
危なっかしい故・・暴言を吐きます
何かあったら、いつでも連絡ください。

パタンッ

警備員が牢獄から立ち去ると
仮面の剥がれた仮面族と呼ばれるものが牢獄のなかにいた。

ほ、本物の王族だーーー

こら・・はしゃぐな・・・

だってぇ・・・
腕章にその髪色・・・
それはこの国で“王族“って証
この国では青い髪色の人間は、
王族しかいないって聞いてたんだ
噂はホントだったんだ!!

んな、ことどーでもいいんだよ!!
お前、忘れちまったのか?
俺たちはこいつら(王族)に復讐するためにッ!!

青海成は、腕を組んで仮面族達の話を聞いていた。
自分たち=王族に復讐するために来たというところが
どうにも成には、引っかかっていた。

おい、なんとか言ったらどーなんだ!!

やめよーよ・・ダンテ・・・・皇子が引いているよ・・・

王族に特に恨みを持っているリーダーは、ダンテ
さっきから王族に憧れているモノがダンテを止めていた。

お前たちは、元王族らしいじゃん………
それなのに何故・・
人魚族を狩り食べていたのか・・・
それだけ知りたい・・・・

そんなの決まっているだろ、
この国の人魚を食べると長生きできるって
通りすがりのジジイが教えてくれたからだよ!!

お前たちの名物、人魚族を食うと
不老不死になれるっていうからだ
そして、お前たち(王族)に復讐してやるんだ!
そのために、食ってやったんだよ!!

動機がなんとも、子供らしい
どうやら・・・かつてこの国にもいた
元姫のシアン・トゥルーダと同じで
やらかした元王族や元姫が他国から集まって
“自分たちは悪くない、自分たちを認めない国が悪い”
と、意気投合した・・・元王族たちは集結した。

俺たちを受け入れてくれる国は、
ヤベェあの国しかないって聞いて
死んでもあの国にだけは行きたくない!!
その国に行かずに済む方法を考え
自給自足でボートを作り
正体もばれないよう仮面をかぶり、
俺たちは“仮面族”と名乗ることにした。

仮面族の生い立ちを知り、成は顔色1つ変えずにあきれていた。
話を聞き終わると処分内容を10人に告げる

国王から下された、
お前たちの処分は死刑だ。
だが、死刑になるのは10人中9人・・・
お前だ・・・お前は、こっちにこい

童顔の男の子1人は、牢から出れることになり出た。
彼は自分を指さして周りに睨まれながら真実を言う・・・・・

なぜだ、なぜ・・・・
ショーンだけ・・・

それはな・・・
この子はお前たちに勧められても
人魚族を食べてはいない・・・
それに、この子は・・・・
王族関係者ではないからだ・・・・
ダンテ、お前の身勝手な行動に
巻き込まれただけの被害者だ・・・
だから・・・
この子は牢から出れることになった・・・

人魚を・・・・食ってないだと・・・?

ごめんね・・・・・ダンテ、
言われた通り人魚さんを釣ったあと海に返していたんだ。
僕は、復讐なんかする相手がいないし
王族じゃないから・・・ダンテ・・・ただの・・・
君の幼馴染だから・・・・

ショーーーーーン・・・

牢から、ショーンは出た。
そして・・・・国王と会わせることになり

君には、わが国の技術開発を担当してもらいたい・・・

と言われ・・・驚いて言葉を失うショーンだった。

つづく

  • 0
  • 0
  • 0
水樹

水樹

最初に絵を描き始めたのは小学生の頃でした。 それから、自分の世界観を文字におこしたり、絵にするのが趣味になっています!!

作者のページを見る

この記事も読まれています