猫耳少女は夢をみない。#35

#35   「新しい条約」

どういうことですか?

君含め、10人がつけていた仮面・・
あれは君が作ったのだろう?
実は我が国では
君のような優秀な人材を探していたんだよ。
もちろん、報酬はそれなりに出す・・・
どうかね?

仮面族の中で唯一、先端技術の能力があった。
それを9人の復讐のために使われ元いた国でも
自分の趣味として活かすことがなかった
それが捕まった、国(ギリパナ)王に自分の技術を仕事で活かしてみないか?
とあの9人とは違って自分のことを見てくれた。
それがうれしかった、ショーンは喜びにあふれた。

はい、喜んで!!引き受けさせていただきます。

よかろう、そなたを我が国の専属技術開発者とする・・・
明日にはそなたの部屋を城(ここ)に用意させる・・・

ありがとうございます!!
ですが、あの9人は
本当に処分されなければならないのでしょうか?

そなたは、彼らとひとときとはいえ過ごしたのだから……
情がわくのもわかる・・・だが・・・
我が国の名物、人魚族に対する侮辱罪が課せられる。
そのため、今回は死刑・・・・
きみは、彼らの処分日・・・・部屋から出ないほうがいい・・・

はい・・・

ショーンは、自分には仕事も部屋も与えてもらったが
あの9人は・・・・すぐに処刑が下る・・・
特にリーダーの、ダンテは幼馴染・・・
いろんな思い出があった・・・。
処分日は、王の言う通り城から出ないことを誓った。

3日間の時を経て、第2皇子の青海輝とその用心棒・・深沢大知は
ルー親がいる場所を見渡していた。
すると・・・変装のため猫耳をつけている輝にちょっかいを出してくる

どこの国のもんだ?

かわいいもんつけてるじゃねーか・・・

ちょっと、こっちこいや!

用心棒の深沢が剣を出して賊に向けると
本物の剣が出てくるとは思わずビビったのか腰を抜かして
今度は命乞いをする

ひぃぃぃ、やめてくれ

殺さないでくれ!!

俺たちが探している男の居場所を教えてくれたら、
命まではとらないでおく

おまえらが・・・・
さが・・してる・・やつは誰だ・・・?

アブドォールという男だ・・

そいつなら、昨日あのバスから降りてきてあっちに・・

そうか・・・嘘だったら、アブドォールとまとめて処す!

ひぃぃぃ

男が、指差した道へ2人は頷き狭い道を通っていく
そこには・・・囚人を囲んでいる檻が立派にあり
普通では抜け出せないような頑丈にできていた。

だせーーー

ここから、だせーーーー

囚人達が暴れて、檻を蹴ったりしていたが壊れない・・・・
その囚われ道と呼ばれる危険な場所を進んでく
すると・・・アブドォールから大知を呼ぶ声を聞こえる
耳がいい大知は、忘れるはずのない声を頼りに前に立つ

よぉ、久しぶりだな・・・大知・・・

ああ・・久しぶりだな・・・人殺し・・・

ははははは、俺を殺しに来たんじゃないのか?
俺を殺したらお前も人殺しになるんだけどな!!

黙れ・・・・
あのバスに乗ったなら、
毒の入った水を飲んでるはずだ・・
お前に直接粛清を下すほどでもないだろう・・・・・
そのうち、お前は毒死する・・・

輝は黙って、2人の会話を聞いていた。
アブドォールは大知と会話をしている間・・毒が回り・・
唇が青紫色に変色・・・呂律も回らなくなる・

たくさんの人を殺しておいて、お前は毒死か・・・
もっと苦しみながら逝ってほしいよ・・・
そろそろ言葉もマシに喋れなくなるところだな・・。

大知は剣を出して、アブドォールの肩と額・・頬・・に攻撃をした。
毒が強いので少しの攻撃にも関わらず
大きな悲鳴をあげたアブドォール・・・

う“・・・っあああああああああ

大知・・・・その辺にしておけ・・・・
どうせ毒死するんだ・・死後まで見る必要はないだろ
さぁ、いくぞ・・

ああ・・・

毒が聞き、目の下などにも青くなり
視覚や聴覚すらまともに感知できないでいた。
そんなアブドォールを放置し役目を終えた2人は後ろ姿で帰る途中
輝が変装で付けていた猫耳とウィッグを見てルージャと見間違う

ルージャ・・・・・・すまなかった・・・・・

その言葉を最後に、アブドォールは死を迎えた。
その後・・・・・

3日間かけて、ギリパナ国に戻る輝と大知
城へ戻ると顔を知らない子供に挨拶される・・・

お、お帰りなさいませ・・・

あ・・あぁ・・・ただいま

その子のことが気になったが、国王へ申し出たいことがあったため
一直線に王のいる部屋をあたった・・・・・。

父さん・・・、ただいま帰りました!!
早速ですが・・・・父さんにご報告があります・・

よくぞ戻った・・・輝
ちょうどいい私もお前に報告がある・・・
明日の夕刻にお前に王座を譲る儀式を行う・・・

え・・・・?

つづく

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水樹

水樹

最初に絵を描き始めたのは小学生の頃でした。 それから、自分の世界観を文字におこしたり、絵にするのが趣味になっています!!

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