性格
1、温厚で大人しい
動物園で見せているのが、普通のアフリカゾウの姿になります。
2、頭が良い
鏡や水に映った自分を、はっきりと「自分」と自覚できるとも言われているのです。
3、穏やか
自分から行くことは少ないです。
4、仲間思い
子象や年老いた像、妊娠したメスなど、弱い個体には労(いたわ)り手助けの素振りを見せることがあります。
5、いつまでも覚えている(執念深い)
群れの仲間に不利な状況(いじめ、命が奪われるなど)が訪れると、加害者を覚えて、仕返しに行くことがあります。
6、怒ると手が付けられない
怒りに任せて、目的を達成するまでは収まらないです。
7、発情期には、凶暴化
約2か月間も続くといわれています。
特徴
アフリカゾウの最大の特徴は耳介(じかい)です。耳が非常に大きくて、体温調節に役立っています。
門歯もとても長いことで知られ、オスは最大350Mにもなります。
アフリカゾウは、普段はサバンナや森林に生息しながら、3、700平方キロメートルの圏内で行動しています。
少なくとも3~10頭の群れを作り外敵から身を守っています。
歴史
アフリカゾウは、古代から現代まで象牙の取引や戦象としての利用です。
近年では、絶滅危惧種としての保護活動まで、様々な側面があります。
象はいつから日本にいたのか❓
日本に初めて象が渡来したのが、室町時代(1408年)になります。若狭国(わかさのくに「現在の福井県」)に南蛮船でもたらされたと言う記録が残っています。
徳川八代将軍・吉宗は、アジアゾウを飼っていたそうなのです。
アフリカゾウの祖先
アフリカゾウの祖先は、約800万年前に出現したゾウ科の祖先であり、その中でも中新世後期(約700万年前)にゴンフォテリウム類から分岐したプリムエレファスが、マンモス類と現代のゾウ類の祖先とされているのです。
アフリカゾウの進化の概要
ゾウ科の祖先
約800万年前に現れ、そこから様々な象の仲間が進化していったとされています。
ゴンフォテリウム類
ゾウ科の祖先から分岐し、中新世(約2500万年前)に繫栄していました。
プリムエレファス
ゴンフォテリウム類から分岐した象類の一種です。
マンモス類と現代のゾウ類の直接の祖先となっています。
アフリカゾウとアジアゾウ
約700万年前には分岐したと考えられています。
その他
①象の祖先は、メリテリウムが知られているのです。
②ゴマフゾウやマストドンなども、ゾウの遠い祖先とされています。
③マンモスは、現代のゾウの類縁なのだが、直接の祖先ではないのです。
④現代のゾウは、約2600万年前に現れたと考えられていました。
睡眠時間は❓
1日に4~6時間ほど寝ています。