夢を持つこと…
~メリット~
モチベーションの向上、目標達成への道筋、自己成長の促進、人生の充実感
~デメリット~
柔軟性の欠如、失敗への恐れ、周囲との摩擦、現実との乖離
燃え尽き症候群のリスク、夢がないことへの不安
私は子供のころ、常に不安を抱え、あまりパッとしない日々を送っていました
ある日、ドラマを見てたら、ダンスのオーディション風景が映っていて、
思わず見入り、その時自分の進むべき道は、これだ!!と思ってから
良くも悪くも大きく変化しました。
高校時代
ダンスのプロになるための訓練として、ダンスに近い新体操部を選んで入部。
勉強は、自分にはもう必要ないと、一切しなかった。
就職
まずは、お金を貯めるため、ダンスの次に好きだった、化粧品会社に就職。
そのかたわら、ダンス教室に通いレッスンをし、発表会に出たり、ダンス活動はおこたらなかった。
しばらく働いて、チーフにやりたいことがあるから辞めたいと言ったが、4年は最低働いてから辞めなさいという指示にしたがって、4年働き化粧品会社を辞め、スポーツクラブに転職。
親に、仕事を勝手に辞めたことで勘当され、家を出て一人暮らしが始まる。
スポーツクラブのお金だけでは、生活できなく、夜も働き、疲れ切って、仕事を寝坊したりと思うようにいかなるが、これも夢のためと、夢に対する過剰な固執が始まり、現実感が薄くなり、生活はますますひどくなる。
ダンスの方も停滞期で、思うように踊れなく、悶々とする日々が続く。
お金がとうとうなくなり、家に出戻りになる。
その頃から、妄想的な考えに取りつかれるようになる。
病気発症
いつものように、ダンスのレッスンを終え、帰り友人とお茶をして、地下鉄に乗る。
北仙台駅についたとき、急に悲しくなり、涙が自然にこぼれる。
霊に憑りつかれた!と思った。
その日は風が強く、帰りの道は奇妙で、まるでムンクの叫びを思い起こす光景だった。
帰って、友人に電話をするが、まるで違う自分がしゃべろうとする感覚におそわれ、自分が乗っ取られる!と必死に自分を保とうと頑張った。
風がまるで霊のように感じられ、一晩中霊と戦った。

次の日、紹介された整体師に除霊をしてもらったが、変わらず、何日間も眠れない日が続き、精神的にきつく、苦しむか死ぬか、そればかり考えてた。
その状態はいつまでも続くものではなく、次第に薄れ、なんとかパートに出るまでは回復していった。
この症状は、後から振り返り、自分の病気の妄想だったとわかった。その当時は現実的に起こった出来事と思って、極度に霊を恐れていた。
夢に向かって
霊の出来事があってから、自分を保つ自信がなくなり、ただ、毎日何事もなく過ぎていくのを願う日々だった。
そんな自分が嫌になり、ある日、それまで吸ってた煙草をゴミ箱に捨てて、もう一切吸わないと意を決した。
自分は強くならなければいけないと強く思うようになり、ダンスに対しても、仕事に対しても、完璧に!納得いける域まで、やれる状態を自分の中で作り上げた。
弱い考えが頭に浮かんでも、私は一人なんだ!と自分を奮い立たせ、それまでになく、人を寄せ付けないオーラをかもしだし、仕事も完璧に、そして、ダンスも納得いくパフォーマンスをできるようになり、ダンスの公演で、センターをもらえるようになり、午後の部と、夜の部とともに完璧に踊った。
その演技は、先生にもスタッフにも、高く評価され、ダンスの仕事の依頼もくるようになった。
そして、妊娠が判明した。
まとめ
自分の夢は、なんだったか具体的な形はみいだせなかったものの、自分の納得いく表現ができたこと、それに対する評価を得たことは、今現在でも大きな自信につながってる。
子供が産まれてから、また違う形で、ダンスに挑みますが、それによって、大きな成功と病気の再発が起きるが、それに対しては、次回お話しようと思う。
病気を招いたのは、体質的な問題、性格の問題を含め、過剰な夢に対する固執も含まれてると思ってる。
でも、プラス面を考えると、自信のない状態から這い上がれたという大きな自信にもつながり、やはり病気になったとはいえ、夢を持ったことは、良い経験だったと思ってる。
