位置指令とは
NCで機械を動かすときX.Y.Zを使って座標を指令して動かしていきますがその指令方法が二つあります。
それが「G90」アブソリュート(絶対値)指令と「G91」インクレメンタル(増分値)指令です。
①「G90」アブソリュート指令(絶対値指令)
数学の関数のような考え方で、X0.Y0.Z0の原点を作ってそこを基準に必要な座標を計算します。
原点という絶対的な指標があるので位置が把握しやすく、ミスがあっても修正がしやすい利点があります。
②「G91」インクレメンタル指令(増分値指令)
現在地を基準にどれだけ移動するか指令します。
アブソリュート指令と比べ短く簡単、同じ動作を繰り返すのに向きます。ただし、ひとつ増減する値を間違えると場合によっては初めから見直すことになります。
この2つの指令の良いところを活かす使い方は、基本的にはアブソリュート指令を使用してプログラムを組み、一定の間隔に並んだ座標や、同形状の部分などインクレメンタル指令の強みが発揮できる部分はそちらを使うといった方法がおすすめです。注意点として、2つの指令を使用する時は必ず使う部分の初めと終わりを確認し、G90、G91の存在と自分が使いたい方かよく見ておかないとミスや事故に繋がるので、とにかく確認をよく行いましょう。
