夏真っ盛り!湿度と気温の山と谷に囲まれ、いい加減少し涼しさを求めるA.A.です。とはいえ日が沈むと少し涼しくなってきましたね。寒暖差で体調を崩さないよう、気をつけたいものです。

さて、前回の記事ではフェスの話をしましたが、旅行や旅、ちょっとした遠出には心が躍るものです。そんな旅情をくすぐる『世界の絶景、異世界のような景色』をいくつかご紹介したいと思います。ほな!いくぞ!
地獄の門
中華人民共和国の少し西、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンを隔てた国、トルクメニスタン。その中央部に近い崩落した天然ガス田、それが地獄の門です。その光景は正しく口を開けた地獄の入り口、それがこちら。

ここは1971年に地質学者によって、ガス田のメタンガス拡散防止の為に着火され、今でも燃焼が続いている場所。連綿と続く燃焼の炎は、昼夜を問わず地面を炎の色で染めています。しかし2022年、地域の生態系と住民の生活に悪影響を及ぼしている事、国の繁栄の為に必要な天然ガスを消費し続けている事から閉鎖に向けた検討を始めているとのことです。この光景が見られなくなる日も近いかもしれません。
ナトロン湖
次は大きく飛んでアフリカへ!アフリカ・タンザニア連合共和国北部、そこにある強アルカリ湖です。湖の大きさは降雨量で変化しますが、最大でも57キロほど。琵琶湖(62キロと少し)よりちょっと小さめですね。しかーしこの湖、生物の命を奪う恐ろしい湖なんです。

水温は40℃を超え60℃に迫る日もある煮え湯。何より恐ろしいのが、生物を石化させる魔の湖というところ!実際には石化ではありません。高いアルカリ性(石鹸水よりつよーい)の水質に加え、水に大量の炭酸ナトリウムや炭酸塩が含まれていて、この水質によって死した生物が腐敗するより早く、蒸発した湖の塩によって【塩漬け】になってしまうのです。それが外から見ると『生物を石化させる魔の湖』に見えてしまうということです。
Cave of the Crystals
今度はメキシコ!そのまま読んで字の如くクリスタルの洞窟、ナイカ鉱山の地下にある巨大水晶の洞窟です。

真ん中に人がいるのですが、それと比べるとすさまじい大きさのクリスタルの柱!ロマンがありますね。しかーし、私の今までのチョイスでお察しかと思いますが、ここも一筋縄ではいきません。この洞窟、内部の気温は58℃に達する事も多いのです。しかし最も危険なのは気温ではなく、湿度。洞窟内の湿度は驚きの90~100%!そんなもんか、と思うなかれ。特別な装備と保護服がない場合、自分の肺にたまった水で溺れて、最悪死んでしまう場合もあります。
そんな環境なので、現在こちらの洞窟に立ち入る事は基本的にはできません。2012年以降は排水設備も止まっている為、現在は水に沈んでいます。
ヴァトナヨークトル氷河
では次はヒエッヒエの景色をご紹介します。アイスランドの冬限定の景色、最大の氷河 ヴァトナヨークトル氷河です。

とんでもない大きさの氷河。面積は約7,900平方キロメートル、厚さは平均で400~600メートル、最大で950メートルになる事も!東京タワーの高さが333メートルですから、それよりとんでもなく厚みがある氷河です。例えとしては東京23区(約622平方キロメートル)よりもとんでもなく広く、東京タワーより高い!東京都全体で約2,194平方キロメートルなので、大体東京都三つ分の大きさ…わ、分かりづらい!
氷河の下には火山もいくつかある為、氷の下から大噴火!なんて事も…なくもないです。
まだまだあるよ、世界の絶景!
いかがでしたでしょうか?今回はコンパクトな旅行雑誌をテーマに、分量も少なめ・画像多めでまとめてみました。他にもファンタジー世界のような絶景は多く、イエメンのソコトラ島、青い炎を吹き出す火山 インドネシアのイジェン火山、この世の楽園 オーストラリアのホワイトヘブンビーチなどなど…様々な場所、景色、風景を見る事が出来ます。
そしてここからはちょこっと豆知識ですが、エジプト ギザにある第四王朝時代のクフ王を祀った大ピラミッド。実は中の3Dバーチャルを自由に見学する事が…できまーす!
ハーバード大学のプロジェクトによるもので、Inside the Great Pyramidから見る事ができますが、メールアドレスやGoogleなどでの登録が必要。費用はかかりませんが、そこだけ注意が必要です。自由研究に悩むとか…レポート作りに困っちゃうとか…そんな時に…お勧めですよ…!それでは本日はここまで!ご愛読ありがとうございました。