のんびり空軍とマンパワー全開デルタフォース陸軍 ランドオブバット

陸軍はマンパワー全開でブラック企業に見えてくる?空軍はあまりにものんびりしすぎててかなりびっくり

この映画はフィクションである。ていうかすべての創造物は大体史実や事実をもとにしていたとしてもフィクションであることに変わりはない、たとえこの映画がアメリカ海軍全面協力とはいえ、あまりにも空軍がのんびりしすぎてて笑うしかない、あらすじはこうだ、

イスラム過激派の温床となっているフィリピンの島で、アメリカ軍の特殊部隊デルタフォースが、テロリストと繋がりがある富豪のペドロフに対して内偵を行っている最中に拉致されたCIAの諜報員を救出するという極秘任務に乗り出した。

シュガー曹長の率いるチームに統合末端攻撃統制官である新人のキニー軍曹を加えた4人は諜報員が監禁されているというペドロフの邸宅まで接近するも、丁度そこにテロリストのハシミ率いる一味が邸宅に現れ、ペドロフの護衛や家族を殺傷しはじめる。

民間人に死者がでたことでやむえず介入するシュガーのチームだったがハシミ一味の数と火力に圧倒され、激しい銃撃戦の末に壊滅寸前に陥ってしまう。孤立したキニー軍曹は、上空から支援する無人戦闘機MQ-9リーパーのオペレーター・グリム大尉を頼りに、決死の脱出に挑む。

2転3転するストーリー、ぶっ飛ぶ車、有能リーパー、F18近接航空支援、最後の止めはBー1ランサーだ!(エリア88にも登場)

この映画の何がすげーかというとリーパーからの支援攻撃やF18からの近接航空支援攻撃や最後全部おいいしいところを持っていくBー1ランサーも凄いんだが、あれ?とっ捕まってたCIAが実は別の国にいたりとストーリーは2転3転し壊滅させられたと思っていたデルタ隊員を新人のキニー軍曹一人で救出を試みながらBー1ランサーから落とされるバンカーバスター(地中貫通爆弾)からのがれるべくテロリストの拷問に耐えながら爆弾を落とされるのを避けるべく奔走するストーリーである。

ラッセルクロー(エディ・グリム大尉)の無駄使い?あれ?空軍で万年大尉ってどっかで聞いたことある設定だぞ?あまりにものんびりしていてアメリカ空軍大丈夫か?

この映画でキーパーソンを務める名優ラッセル・クロウはかのグラディエーターなどで名演した俳優である。

まあ無駄使い?と書いたが4度目の結婚式の準備に翻弄されつつ部下の面倒もちゃんと見る点では神経質っぽいラッセルクロウの無人攻撃機リーパーの熟練操縦員としては有能で万年大尉という身ながら上官にも食って掛かる勇敢さをもつラッセルクロウ実に渋い!万年大尉という設定あれ?そういえばどっかで聞いたことある設定だな?と思って思い出したらエースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー通称ベルカ事変であの空戦を体感した方ならわかると思うのだがウォードッグ隊の隊長ジャック・バートレット(Jack Bartlett)大尉である。パイロットとしての技量は高く、そのため15年前のベルカ戦争時には若くして大尉に昇進したものの、自身や部下の命を守るためとはいえ許可無しに独断で発砲許可を出すことなどから上官から譴責されることも珍しくなく、昇進や出世の見込みもないことから「万年大尉」を自称している。まず私はこの人の設定を思い出したのだが他にも検索をかけてみると悪名高いカーチスルメイやUFO未遂事件のパイロットが出てくるが彼らは万年大尉ではないので記載はしない。

あまりにものんびりしている?アメリカ空軍だいじょうぶか?

まずこの映画で着目していただきたいのが作戦地域で必死こいて地上戦を展開するデルタフォースと新人統合末端攻撃統制官である新人のキニー軍曹(彼は空軍所属ではあるが現場で航空支援のサポート役)をするのだが、アメリカ空軍のリーパーはアメリカ国内の基地で無人操縦のためグリム大尉達はもっぱら冷房の効いた部屋で操縦をするという対比も面白い所であはるが、他の隊員はもっぱら贔屓のバスケットチームの応援に熱を上げていてそのせいで大事な連絡を聞き漏らすなどの失態を引き起こしたりするのであまりにものんびり?しているのでこれがリアルじゃねぇよなぁ?と疑ってしまうほどだらけていたので作中8割がたびっくりであった。

最後に片や冷房のバッチリ効いた操縦室で、片や熱帯雨林のど真ん中での決死の撃ち合い脱出作戦

最後に、この映画の醍醐味である現代の戦争・武力紛争・テロ作戦のリアルとはまさにこの映画と同じである。

今や現代作戦にかかせなくなった無人攻撃機の上空からの作戦援護にはグリム大尉やキニー軍曹のような作戦補助要員が特集部隊を扱った作戦にはかかせなくなり今現在も世界中のどこかで片や冷房の効いた部屋で操縦を行う操縦士や現場で働くデルタ等の特殊部隊が絶対に欠かせないのが現代の戦場でその疑似体験をできるのがこの映画の最大の魅力である、

どうであろう?この記事を書いている最中はまだ109シネマズやTOHOシネマズやイオンシネマ系で大絶賛公開中であるのでぜひ劇場で現代戦のリアルを追体験してみるのもいかかであろう?

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KIKU

映画とガンプラの作り方の紹介と戦闘機やミリタリー系銃の雑誌も読むので コラム作成や映画のシナリオ作成や詩を書くこともあります。

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