これが現代の超リアルなスパイの世界!ジョン・ルカレ原作小説の超本格スパイサスペンス!           誰よりも狙われた男

あらすじ

ドイツハンブルク 公には知らされていない秘密諜報機関たぶん(BND 連邦情報局)でテロ対策チーム責任者、ギュンター・バッハマンは、そこで暮らす イッサというイスラム教の若者を監視し そこからテロ組織に資金を援助 調達する、テロ組織支援者を調査している。 イッサは父親がイスラム過激派だった為イスラム過激派の容疑をかけられ国際指名手配されていて 他国で何度か逮捕収監され拷問を受けていた。 人権団体の女性弁護士、アナベル・リヒターは イッサを手助けし、 イッサの父が1000万ユーロ以上預金している銀行の頭取トミー・ブルーと接触。彼の経営する銀行から息子であると相続での引き出し許可を取り付ける。 バッハマンの諜報活動は手柄を横取りしようと地元警察やCIA等 他の組織も虎視眈々注視しており それで作戦を ぶち壊しにされまいとバッハマンは警察やCIAと交渉を続けながらテロ支援者の大物を あぶり出していくが・・

主人公バッハマンは今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンこうゆう役をやらせたら右に出るものはいないハリウッド俳優。こうゆう渋い話が大好きな人にははまるスパイサスペンス!

主人公は残念ながら2014年薬物の過剰摂取でこの世を去ったフィリップ・シーモア・ホフマンこうゆう嫌みったらしいデブを演じさせたら右に出る者はいないアカデミー賞ゴールでグローブ賞を取った事もあるハリウッド俳優である。

舞台はドイツハンブルク河川港湾都市そこにイッサ・カルポフというイスラム系チェチェン人がやってくる。

イッサはロシア人の父親と確執があり、ロシアで、ロシア当局からイスラム過激派ではないか?という疑惑を疑われ拷問の末収監、釈放後身元を保証するものをほとんど身につけないまま父の汚れた遺産を処分しようとしてハンブルクに来たのだ。その後、父の遺産を処分する中人権派女性弁護士がイッサを手助けし銀行家へと引き合わされ、遺産を受け取ったイッサはイスラムテロリストの資金援助を行っていた宗教家で篤志家に遺産を託す、果たしてイッサはどうなるのか?

派手で無駄とも思える銃撃戦やカーチェイスや美男美女スパイも一切出てこない(そもそもそうゆう目立つ行為はご法度)これがリアルなスパイの世界!!やっぱりルカレは凄い!

ここでちょっとだけスパイの世界をのぞき見してみよう!

この映画の原作はジョン・ルカレ、スパイ小説では超有名で自身もMI6だった経験を活かし、多数のスパイ小説を発表この映画もその中の一つである。一重にスパイと言っても他国に外交官という立場を利用してスパイ網を築く正規のスパイとNOC(ノンオフィシャルカバー)として他国に民間人としての身分で活動するスパイがいる。

スパイ活動も多岐にわたる日本はスパイ防止法がない国ではあるが公安やどこの国もイギリスのMI5のような防諜機関等がありシギントなどの通信・暗号傍受を行う機関アメリカで有名なNSAや人的諜報すなわち人と人を介したスパイ活動ヒューミントなども当たり前のように行われている。

最後に、一見渋いストーリーの中に隠され張り巡らされた陰謀と騙しあい、この映画スパイ映画好きなら必見の1作。

さていかがだったであろう?かってスパイ天国(今もかも?)日本、もしかしてあなたのすぐ隣にもスパイは潜んでいるかもしれません。この映画2014年公開ともう10年も前という事もあるがいかがでしょう?スパイの世界を少し覗いてみたい方はぜひ観てみてはいかがでしょうか?スパイ映画好きの私からのおすすめの1本となっております。ぜひ、

最後にフィリップ・シーモア・ホフマンとジョン・ルカレに哀悼の意を表しながら。

画像参照元

https://blog.goo.ne.jp/studioyunfat/e/02d4afc699e9d9041c93a929fbb30704

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KIKU

映画とガンプラの作り方の紹介と戦闘機やミリタリー系銃の雑誌も読むので コラム作成や映画のシナリオ作成や詩を書くこともあります。

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