「写真を趣味とした動機」
写真に関心を持ったのは、父が、一眼レフカメラを使い私や妹の写真を撮影してくれていたことが、幼いころから影響していたと思う。しかし実際に写真を趣味としたのは、高校に入学してからだ。部活動の説明会に参加していき、写真部と漫画部がいいなと考えていた。マンガにも興味はあったが、家族や親戚に相談してみると「写真をやった方が将来役に立つよ。」と言われ、考えた結果、写真部を選んだ。
文化祭や宮城県高等学校写真展等へ展示する作品の撮影を中心に創作活動をしてきた。
「カメラ遍歴」
初めた当初は家にあったAFの単焦点レンズのコンパクトカメラを使っておりましたが、その後父が使っていた一眼レフカメラペンタックススーパーAというMFの借りて撮影をしていくが、落とした衝撃で修理に出すことになり、それから高校の入学祝いとして父にAFカメラのペンタックスZ-1を買ってもらい撮影していく。現在は、デジタル一眼レフカメラ・ペンタックスKPを愛用している。
「撮影活動」
写真撮影の基本テーマは「写したい、伝えたい表情があるから・・・」だ。だからすべてが被写体になるのだが、主として風景~動植物を含めた自然や街の表情を撮っている。
両親と旅行に出かけたりすることによって、見聞を広めたり、趣味の写真撮影を楽しめることは、二重の喜びともいえる。また人物の表情もとらえるのも好きで、撮っている。人物では遊びに来た甥や姪や、村田にいる伯父のところに行ったときなどに撮ったり友人の結婚式、お祭りなどでも撮っている。最近は特に甥や姪たちをタイミングよく撮影した写真を見て声をかけている両親の笑顔を見ることは撮影者冥利につきる。
「写真知識の習得」
広く写真知識を深めるため、2004年4月から1年間宮城県障害者職業能力開発校デジタルデザイン科において撮影した画像の加工処理に使うソフトのPhotoshopなどのなどの基本的な使い方とデザインの知識を学び、さらに翌年には印刷会社で働きながらPCスクールソフトキャンパスでPhotoshopの基礎と応用力を学んだ。また、2004年11月には写真とカメラの実用知識検定のフォトマスター検定試験に挑戦した。その結果準1級に合格する。1級合格も目指している。
「撮影時の設定」
撮影の際は必ず事前に設定が必要だ。オートで撮っても、綺麗な写真が撮れる最近のデジカメだが、絞り、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、露出補正などを事前に設定することにより、より良い結果が得れる。事前設定をし、意図する被写体をファインダーから選び、構図を決めて、シャッターを切って撮影完了。直後に液晶パネルで結果を確認し、次の被写体を追う。
「画像処理と印刷」
撮影後の画像処理については、先に申し上げた学習によって習得しているが、印刷までの一貫作業も自分で行っている。普通、アマチュアが持っているプリンターはA4サイズで、染料インクで4色か6色ものが多いようだが、私はA2サイズで、顔料インク10色のプリンターも使用している。
ただし、写真展に展示するときなどは、プリントをDP店に依頼することもある。撮影後、SDカード内の画像をPCに取り込み、画像修正、トリミングなどを自分の意向のままに行い、プリンターにかけてプリントして完成することは、何重にも写真の醍醐味を感じている。
「所属する写真サークル」
私は、障がい者を主として構成している「フォトクラブ光彩」とカメラメーカーの「ペンタックスリコーファミリー東北南支部」に所属している。それぞれのクラブで実施する撮影旅行、撮影会に参加して先輩たちから撮影技術を教えられたり、それぞれで開催する写真展に出展している。
「写真コンテストの入賞歴」
また、自分の撮影した作品が、撮影技術的にいかに評価されるかと写真コンテストに応募もしてきた。1995年にコダックキャパヤングカップに応募し、ファーストアタック作品として写真誌キャパに掲載された。
2008年からは障がい者による書道・写真・絵画コンテストに応募し、写真フリーの部で仙台市と全国にて金賞受賞、2009年は仙台市で銅賞、全国では金賞を受賞、そして2016年にも仙台市と全国で金賞受賞している。
「まとめ」
これからも、「写したい、伝えたい表情があるから・・・撮る」ことをずっと続けていき、さらに写真に関する知識や技術を身に着け、より良い写真を撮ってより良い作品に仕上げ発表したい。

秋の表情
