スタッドレスタイヤ

*スタッドレスタイヤ

 スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤ(サマータイヤ)より深い溝が刻まれており、冷温時でも柔軟性を保つゴムで製造されているタイヤです。

 スタッドレスタイヤは雪道などの走行に適しており、装備するとするとスリップしにくくなる効果があります。JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が行った実験では雪道における時速40km走行の制動距離はノーマルタイヤで29.9m、スタッドレスタイヤでは17.3mと大きな差が出ました。なお、沖縄除く都道府県ではスタッドレスタイヤやチェーンといった滑り止め対策を行わずに雪道を走行するのは、法令違反です。そのため、雪道を走る際には、必ずいずれかを準備しておかなくてはなりません。

*ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換時期

(1)初雪予想日の1カ月前

 スタッドレスタイヤは、初雪が降る前に装着しておく必要があります。目安としては、初雪予想日の1カ月前が理想です。気象庁が公開している【霜・雪・結氷の初終日と初冠雪の平均値】をチェックすれば地域ごとの初雪の傾向を把握できます。特に通勤や送迎などで車を日常的に使う人は、突然の降雪に備えて早めに交換をおすすめします。

(2)最低気温が3℃以下

 最低気温が3℃を下回ると、雪が降らない地域でも路面が凍結するリスクが高まります。とくに早朝や夜間は目に見えない薄い氷(ブラックアイスバーン)が発生しやすく、非常に危険です。

 天気予報で3℃以下の日が続きそうであれば、積雪がなくても早めにタイヤ交換を検討してみてもいいと思います。

*スタッドレスタイヤの寿命

*使用開始から5年経過したとき(点検を推奨するタイミング)

*製造から10年経過したとき(交換を推奨するタイミング)

特に、スタッドレスタイヤは、凍った路面で滑らないよう夏タイヤより柔らかいゴムでできてるため、劣化して硬くなると滑りやすくなり、危険です。

使用開始から5年経過したタイヤは、継続使用に問題がないかどうかを、タイヤ専門店などで見てもらいましょう。

*スタッドレスタイヤの保管

 タイヤ保管場所は日光や雨が当たらず、風通しのよい場所が理想

 タイヤは直射日光、雨水、油、熱、などに弱いため、直射日光や雨ににさらされる場所に置いておくとゴムの劣化スピードが早まり、ヒビやシワが発生してしまいます。直射日光や雨を避け、ストーブなどの熱源や電気花火の出る装置に近い場所は避けて保管しましょう。

ベストは風通しのよい倉庫での保管ですが、難しい場合は遮光性&防水性の高いカバーなどで覆って保管してください。

*スタッドレスタイヤの履き潰しはやめましょう

*ドライ路面・ウェット路面での制動力が得にくい

 スタッドレスタイヤは、タイヤ接地面に柔軟性のあるゴムが採用されているために、摩擦しているかどうか関わらず、ドライ路面やウェット路面において夏用タイヤよりも制動力が得にくいと言えます。特にウェット路面では注意が必要で、排水性能が低いことからハイドロプレーンニング現象を引き起こしやすくなります。

*タイヤがたわみやすく安定性に欠ける

 スタッドレスタイヤは、接地面が路面に密着しやすいよう設計されています。夏用タイヤより低いためタイヤがたわみやすく、走行性に欠けるデメリットです。夏用タイヤと比べると乗り心地で衝撃吸収能力は高めですが、操作に対して車の挙動がワンテンポ遅れる傾向にあります。急な操作が必要な場面において不安が残るでしょう。

*高温の路面で劣化・摩擦しやすい

 スタッドレスは、気温が低い環境に適用するよう設計されており、雪道や凍結路で性能を発揮します。高温の路面では性能が落ちるだけでなく、劣化・摩擦しやすい点がデメリットとなります。

*夏用タイヤに比べて燃費が悪い

 スタッドレスタイヤは、夏用タイヤよりも燃費の面で不利です。タイヤの重量があるだけでなく柔軟性によって転がり抵抗の増加につながるため、より燃料を消費します。スタッドレスタイヤの破棄潰しは安全性にも欠けるためにおすすめできません。

以上冬に向けてのスタッドレスタイヤに関して自分なりに考えて記事にしてみました。参考になるならいいと思ってます。

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こた爺

車、バイクの関連の動画を見ることが好きなので、気になったことを記事にすることが多いです。よろしくお願いします。

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