花言葉
イチゴの花言葉は「あなたは私を喜ばせる、幸福な家庭、尊重と愛情、先見の明」です。
特に「尊重と愛情、幸福な家庭」は、結婚祝いなど大切な人に気持ちを伝えるプレゼントに添えられることが多い花言葉になります。
あなたは私を喜ばせる
イチゴは甘くて美味しい実を食べる人を楽しませます。
幸福な家庭
イチゴの実は白くて可愛いらしい花が咲いて、それが散る頃には真っ赤な実がなる様子です。
尊重と愛情
キリスト教の逸話に由来するとされています。
聖母マリアに捧げられたことから、慈愛や尊重と言った意味合いが込められています。
先見の明
かつてイチゴの根や葉の水を飲んで視力が回復すると信じられていたことに由来していたのです。
由来
これらの花言葉の多くは、イチゴが育つ様子や、西洋の逸話、キリスト教の関連などが由来となっています。
贈るシーン
幸福な家庭、尊重と愛情と言った花言葉から、結婚祝いや家族のプレゼントなどに適しています。
その他の意味
キリスト教の象徴
中世キリスト教では、イチゴ全体が聖母マリアの象徴として扱われていました。
白く清らかな花弁は聖母の清浄さ、実の赤い色はキリスト教の愛や受難、そして小さな種は、マリアの涙を表すとされています。
魔除けと幸運
イチゴの鮮やかな赤色は「太陽の輝」の象徴です。飛鳥時代は「魔除け」や「厄除け」の力を持つと信じられていました。
平和と和解
夫婦の喧嘩をイチゴが仲直りさせると言う伝説があります。
平和や和解の象徴でもあるのです。
江戸時代末期
オランダ船によって長崎へ伝来しました。
当初は「オランダイチゴ」と呼ばれていましたが、食用としては広がりませんでした。
明治時代
栽培開始
明治5年(1872年)にフランスから栽培用品種が伝わり、本格的な栽培が始まりました。
品種改良
福羽逸人(ふくばはやと)がフランスから導入した品種を改良し、日本初の品種「福羽」を開発しました。
福羽イチゴは、皇室向けの栽培されていました。
食用普及
明治末期から営利栽培が始まりました。
手軽に食べられるようになったのは昭和になってからです。
昭和時代
普及と技術向上
戦後にアメリカから「ダナー」が導入されるなどとして栽培が全国的に普及しました。
ハウス栽培の開始
昭和30年時代からハウス栽培(ビニールハウス)が普及し始めたのです。
冬でもイチゴが楽しめるようになりました。
新品種誕生
女峰(にょほう)やとちおとめと言った現在の主力品種が誕生したのです。
現在
ハウス栽培技術や品種改良がさらに進んでいるのです。
冬~春にかけて楽しめるだけでなく、多くの品種が開発されています。日本独自のイチゴ文化が発展しています。
由来
イチゴの語源は、古代日本の「イチビコ」と言う言葉に由来と考えられ、日本書紀にも記述があります。
漢字の「苺は、子株を次々と増やす様子を草冠に母」で表現したものです。
現代の栽培のイチゴは、18世紀フランスで北米と南米の野生種が交雑して生まれた品種が起源だといわれています。
古代の呼び名
奈良時代の『日本書紀』には、野生のキイチゴ類を「伊致寐姑(イチビコ)」と呼んだことが記されています。
この「イチビコ」が転じて「イチゴ」になったと考えられていました。
漢字「苺」の由来
「草冠」は植物を意味し、その下には「母」と言う字が使われています。
これは、イチゴが古株を次々と増やして、「母」が古株を生み出す様子を表現したものです。
交雑品種の誕生
現在、一般的に栽培されているイチゴの品種は、18世紀にフランスで誕生しました。
北米原産のフラガリア・バージニアナと南米原産のフラガリア・チロエンシスが交雑して生まれたのが「フラガリアXアナナッサ」が原型となります。
これが現在、栽培されている祖先になります。
ストロベリー なぜストロ?
「ストロベリー」と言う名前は、英語で「straw(わら)とberry(小さな果実)」を組み合わせた言葉です。
由来には複数の諸説がありますが、一般的には以下の理由が考えられていました。
藁(わら)を敷いて栽培していたから
イチゴが藁の上で育てられ、藁に敷き詰められたように見えていたからです。
藁の籠(かご)に入れて運んでいたから
収穫したイチゴを藁の籠に入れて運んでいたからです。
まとめ
これらの説は、栽培方法や収穫方法に藁が使われていたことに由来すると考えられていたからです。
歴史
イチゴの歴史は、江戸時代末期にオランダ~長崎へ伝来したことが始まりです。
当時は観賞用でした。
食用として普及したのは、明治時代以降になります。
明治時代にフランスから品種が導入されました。
本格的に栽培が開始され、福羽逸人が品種改良に成功して「福羽」が生まれました。
昭和期に入り、ハウス栽培が普及し、品質と収穫時期が向上し、現在のような品種が開発するようになりました。