こんにちは、日米ベースボールもワールドシリーズに日本シリーズも終わりました。
今年も日本人の選手の活躍は素晴らしかったですね。
今回は昔の四番打者最強から最近の傾向として1,2番打者最強に変わったことを
述べていきます。
『かつての日本野球:4番が「主砲」』
日本のプロ野球(NPB)では長らく、「4番=最強のバッター」
という価値観が根強くありました。
〇長打力のある選手を4番に固定
〇「勝負強さ」「精神的支柱」といった象徴的な意味合いが強い
〇王貞治、長嶋茂雄、落合博満、松井秀喜など、4番打者の看板がチームの顔だった
しかし、これは「得点効率」の観点からみると、やや非効率でした。
⚾メジャーリーグの分析:セイバーメトリクスの登場
2000年代以降、メジャーでは「セイバーメトリクス(統計分析)」により打順の再考が進みました
〇一番打者の打席数はシーズン通して最も多い(4番よりも約70打席多い)
〇より多くの打席に最強打者を立たせた方が、チーム全体の得点が増える
〇出塁率と長打力を兼ね備えた選手を上位(1~2番)に置くことで、得点期待値が上がる
たとえば:
⚾マイク・トラウト(エンゼルス)は2番が多い
⚾大谷翔平(ドジャース)は1番
⚾アーロン・ジャッジ(ヤンキース)も2番起用が中心
つまり、「チャンスを作る+決める」を両立できる打者を上位に置くのが
合理的とされてるのです。
⚾日本でも変化は進む
NPBでも近年はこの流れに追随しています。
・ヤクルトの村上宗隆選手が3番に座る
・オリックスやソフトバンクでも2番に強打者を配置するケースが増加
・「4番信仰」から「得点効率重視」へとシフト
⚾一言でいうなら
「4番の時代」は感情の象徴
「2番最強の時代」は合理の象徴。
日本ではまだ伝統と文化として「4番」が特別な意味を持ちますが、
『データの世界では【最強打者をできるだけ多く打席に立たせる】のが新常識です。』
おしまい 最後まで読んでいただきありがとうございました。
来年のシーズンにどんな新たなスターが現れるのか楽しみですね。
