はじめに
いちごをより甘く、たくさん実らせるために使うのが「肥料や農薬」です。
栽培初心者の僕は、肥料はともあれ、農薬と聞くと何だか身体に良くないイメージを持ってしまい、使うのを躊躇してしまいます。
(なので、ここでは「農薬」を「病害虫対策資材」の名称で呼んでいきますね)
でも、効果のほどは別にしても、食品成分由来の病害虫対策資材であれば安心して使えます。
今回は僕が使っている「肥料・病害虫対策資材」の紹介などをしていこうと思います。
いちごの肥料
固形肥料と液体肥料
肥料には大きく分けて固形状の固形肥料と、液状の液体肥料があります。
1.固形肥料
サラサラな粉末や錠剤など、土に撒いいたり混ぜたり、置いたりして使います。
他に牛フンなどもこれに当たるんじゃないですかね。
即効性はないですが、ジワジワと時間をかけて効いて来て、長期間効果を保ちます。
(AIに聞いたところ、鶏フンは即効性があるようです)
2.液体肥料(液肥)
水やり時など、水で薄めて使います。効果は長く持続しませんが即効性があります。
固形肥料もそうですが、育てる植物によって中身の配合が違うので注意します。
ちなみに固形肥料と液体肥料の違いについて、GoogleのAI「Gemini」に聞いてみました。
固形肥料と液体肥料の比較
| 項目 | 固形肥料 | 液体肥料(液肥) |
|---|---|---|
| 効果の速さ | 遅い(緩効性・遅効性) | 速い(即効性) |
| 持続期間 | 長い(数週間~数ヶ月) | 短い(数日~1週間程度) |
| 施肥方法 | 土に混ぜる、土の上に置く | 水で希釈して水やりとして与える、葉面散布 |
| 適した用途 | 元肥(植え付け時)、長期管理 | 追肥(生育途中)、栄養不足時の回復 |
| 成分の均一性 | 粒ごとに成分が異なる場合がある | 均一に分散している |
色いろ種類が売られていますが、とにかく「いちごの肥料」など、専用のものが間違いありませんよね。
3.酵素資材
酵素資材は、微生物などの働きで土を活性化してくれるアイテムです。
人間に例えると、発酵食品を食べると胃腸が活発になって、体が健康になっていくって感じなんですかね。
今回使っている肥料

(T&Tナーサリー)

例えば僕の場合、固形肥料などが入った培養土を使い、その後は液肥を使用していきます。
栃木県の日光市にあるT&Tナーサリーさんが販売している、粒状のものを溶かして使う液肥なのですが、「すごく良く育つなぁ」と感じ、いちご栽培を始めてから愛用しています。
実は、培養土もここから購入しました。
液肥は、配合肥料とカルシウム肥料の2袋でワンセットです。
それぞれを別々のボトル容器に決められた量の水で溶かして作り置きします。
(この時、配合肥料とカルシウム肥料を混ぜてしまうと塊が出来てしまうそうなので、ボトル容器も2本必要になります。)
プラスもう1種類。酵素資材。
酵素資材は、株式会社 愛華さんの「エポック」です。これをどちらか一方のボトル容器に規定量を入れ混ぜておきます。

この2種類の液肥をそれぞれ規定量をジョウロの水に混ぜこみ、そのまま水やりとして与えます。
だいたい1週間おきにあげるそうです。
花が咲き始めたり、実が出来てくる時期になれば、水に混ぜる量も少しずつ多くしていきます。
肥料は与えすぎても、いちごにとっては良くないようで栄養過多の症状が出てしまうそうです。
これも人の体と同じですね。
もちろん、他の肥料も良いものがたくさんあると思うので、来シーズンからはプランターごとに色々試して比較していけたらなと思っています。
製品によって用法容量は違いますので、説明書きを読んで確認しましょう。
虫よけ・病気予防の薬
病害虫対策資材(農薬)
人が病気やケガになる様に、いちごも病気になったり、害虫に葉や根を食べられてケガを負ったりする事があります。
病害虫対策資材(農薬)は、それらを予防したり、対処したりするために使います。
今回使っている予防薬
1.ベニカXガード粒剤
実は今回、苗を植える時のそれぞれの土穴の中に、ベニカXガード粒剤を忍ばせました。
これを使うと病気や害虫を予防できるようです。



用法容量とおりに、5gずつ小分けして植え付ける穴の中に撒いておきました。
いちごの場合、この1回だけの使用になりますね。
2.やさお酢・ロハピ
アブラムシとかハダニなどの害虫や病気に対して効くそうです。
主に葉の表裏にスプレーして使ってます。
何回も使えるし、100%食品由来だそうなので、他の色んな植物にも安心して使えますね。
「やさお酢」と「ロハピ」の違いって正直言うと僕は良く分かっていないのですが、
・「やさお酢」は害虫・病気予防として(効き目は緩く、いちごに優しい)
・「ロハピ」は病気や害虫が付いてしまった時に(効き目は中くらい、いちごにほんのチョットだけ負担)
という感覚で使っています。


11月中旬から、小さいコバエのような虫が飛び回るようになったので、「やさお酢」を吹きかけていますが、今のところあまり効果がないので、「ロハピ」に変えてみようと思っています。
まとめ
- 肥料はいちごの栄養になる。
- 病害虫対策資材(農薬)はいちごのお薬。
- 酵素資材はいちごのための発酵食品。
- 固形肥料は即効性はないが長持ちする。
- 液体肥料は長持ちしないが即効性がある。
いちごは食べ物なので、使用する製品に注意しましょう。
まず製品の用途を見て【いちご】に対応していれば間違いないでしょう。
特に病害虫対策資材(農薬)は製品の用法容量や注意書きをよく読んで選んで使ってみてくださいね。
