ちんげんさい（漢字:青梗菜）

小さな幸せ
チンゲンサイの小さな花が咲く様子や、日々の食卓に彩りや豊かさを与えてくれることから、このように連想されます。

名前の由来
チンゲンサイの名前は、漢字で「青梗菜」と書き、「青い茎の菜っ葉」と言う意味に由来します。
「梗（こう）」は茎や軸を意味し、チンゲンサイが特徴的な青い茎をもっていることにちなんでつけられました。
中国語の発音「チンコンツァイ」が訛（なま）って日本に定着したものです。

日本に伝わった背景
1972年の日中国交正常化以降に中国から伝わった野菜です。
当時は呼び方が混在していたのですが、農林水産省が1983年に「青梗菜」と「白菜（パクチョイ）」に名を統一しました。

豆知識
チンゲンサイの豆知識は、中国原産で日本には1970年に伝わり比較的新しい野菜です。
名前は「青い茎（梗）」が由来であること、そして栄養面ではβ-カロテンやビタミンCを豊富に含み、免疫力向上や美肌効果が期待できることが挙げられます。
また、アブラナ科野菜特有の抗がん作用や、食物繊維による便秘解消効果や抗酸化作用も期待されています。

栄養と健康の効果
β-カロテンが豊富
ピーマンの6倍ものβ-カロテンを含み、皮膚や粘膜を強化し、風邪予防や美肌に役立ちます。

栄養素
ビタミンB群、葉酸（ようさん）、カルシウム、鉄、食物繊維なども豊富です。

動脈硬化予防
活性酸素の働きを抑えることで、動脈硬化の予防にもつながります。

調理のポイント
アクやクセがない
栄養素が比較的損なわれにくいので、加熱調理に向いています。

茹（ゆ）でるとき
塩と油を入れて茹でると、色鮮やかになり、つやとうまみがプラスされます。

保存方法
冷蔵庫で保存
ポリ袋に入れて野菜室に立てておくと、5~7日ほど保存できます。

野菜の青梗菜
意味
中国語で「茎の青い菜」と言う意味です。

背景
1972年の日中国交回復後に日本に広まりました。
当時は様々な呼び名がありましたが、農林水産省が軸の色で「チンゲンサイ（青軸）とパクチョイ（白軸）」を区別するように統一しました。

ビジネス用語の「チンゲンサイ」
意味
「報連相（報告・連絡・相談）」の反対語として使われている言葉です。

日本への伝来と普及
伝来
1972年の日中国交回復以降、中国野菜ブームの中で日本に導入されました。
栽培
日本で最初に栽培が確立されたのは千葉県の柏市でした。
中華料理店がきっかけで、地元農家がチンゲンサイの種を持ち帰り、栽培方法を確立したのです。
名称の統一
導入当時
導入当時は、葉柄（軸）の色によって「青軸パクチョイ」「白軸パクチョイ」など様々な呼び方があります。
統一
1983年に農林水産省が、軸が緑色のものを「チンゲンサイ（青梗菜）」、軸が白色のものを「パクチョイ」と名を統一しました。
これは、流通における混乱を防ぐためなのです。
その後
普及
栽培期間が短く、料理に使いやすいことから日本で広く普及し、現在は、日本の定番野菜の一つになりました。
品種改良
近年では、ミニチンゲンサイなど様々なサイズの品種が登場しています。