花言葉
ブドウの花言葉は「思いやり・慈善・好意・信頼」ち言ったポジティブな意味と「陶酔(とうすい)・忘却」と言う少しネガティブな意味もあります。
思いやり・慈善・親切・好意・信頼 ポジティブな花言葉
野生のブドウが空腹の人に食べられたことに由来し、誰にでも無償で実を与える善良な心を表しています。
子孫繁栄
たくさん実をつけることから、縁起の良い意味を持つとされています。
ネガティブな言葉
陶酔・忘却
ブドウから作るワインに由来し、ワインの持つ魅力的な効果を表しています。
酔いと狂気
陶酔の延長として、このような意味を持つことがあります。
縁起
ブドウは、子孫繁栄、豊穣、成功、縁結びなどを意味する縁起物です。房(ふさ)にたくさんの実をつくことから「多産や豊穣」を象徴し、つるが巻き付いて成長する様は「他者と共存して実を結ぶ」ことや「縁結び」を表すとされています。
意味
子孫繁栄・多産
たくさんの実をつける
豊穣・繁栄
豊かに実る様子
成功
「他者を取り込み、一緒に実を結ぶ」と言う成長過程
縁結び・夫婦円満
蔓(つる)が絡み合う様子
商売繁盛
縁起物として玄関に置くと、よい客を招くとされるため
生命力・結びつき
蔓の伸びから生命力や強い結びつきを象徴するとも考えられています。
風水
風水は、木のエレメント(要素)であり、成長と拡大を象徴してエネルギーの上昇をサポートし、人間関係や家庭生活の調和を高められるとされています。
仏教
仏教でも、仏教美術や薬師如来の台座にブドウ唐草が描かれるなど、縁起の良いモチーフとして用いられています。
効果
ブドウの効果には、強力な抗酸化作用による動脈硬化や老化予防、ブドウ糖による疲労回復や集中力向上、ビタミン・ミネラルによる美容と健康維持、食物繊維による腸内環境の改善があります。
特に皮にポリフェノールが豊富に含まれているので皮ごと食べるのがおすすめです。
抗酸化作用・老化予防
ポリフェノール(アントシニアン・レスベラトロールなど)が細胞の酸化を防ぎ、動脈硬化、癌(ガン)、老化予防に役立ちます。
疲労回復・集中力向上
ブドウ糖は脳のエネルギー源となり、疲労回復や集中力アップが期待できます。
美容効果
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、ビタミンB群は肌の再生を促します。
生活習慣病の予防
カリウムが余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出するのを助け、血圧を正常に保ちます。
目の健康維持
アントシアニンには目の疲れを和(やわ)らげ、視力の回復にもつながる働きがあります。
便秘解消
食物繊維が腸内環境を整え、便通を改善してくれます。
むくみ解消
カリウムには余分な塩分を排出し、むくみを予防する効果があります。
より効果的に食べるには?
皮には豊富なポリフェノールを効率的に摂取できます。
朝や昼に食べる
活動量の多い時間に食べるのがおすすめです。
水分と一緒に摂(と)る
干しブドウなどを食べる際には、食物繊維の働きを助けるので、水分を十分に摂りましょう。
豆知識
ブドウの豆知識には、世界最古の果物であること、8割がワイン用であること、日本では生食であること、そして「ブルーム」と呼ばれている白い粉は鮮度と旨味を保つ役割があることが挙げられます。
また、ブドウの甘さは房の上部なほど強く、疲労回復や動脈硬化予防に役立つ栄養素も含まれています。
歴史と生産地
世界最古の果物の一つで、約5000年以上前にはカスピ海南側で栽培が始まったとされています。生産量は中国、イタリア、アメリカが上位で、日本は40位前後です。
世界中で栽培されている果実の8割はワイン用なのですが、日本では9割が生食用になります。
ブルーム(白い粉)
皮に付着している白い粉は「ブルーム」と呼ばれており、新鮮さと鮮度を保つための天然の保護膜です。
水分の蒸発を防ぎ、旨味を閉じ込める役割があります。食べる直前までは洗わずに鮮度を保つのがお勧めになります。
甘さの秘密
房の中で最も甘いところは上部です。これは、ブドウが光合成によってエネルギーを蓄える際に、上の部分がより光を受けやすいためです。
味見をする場合は、房の先端部分から食べるとよいです。
栄養と健康
疲労回復
主成分の糖質(ブドウ糖と果糖)は、即効性のあるエネルギー源となり、疲労回復につながります。
目の健康
皮に含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンには、目の疲れを和らげる効果が期待できます。
動脈硬化予防
皮に含まれるポリフェノールには、コレステロール値を下げたり、動脈硬化や脳卒中、心臓病を予防したりする効果が期待できます。
カリウム
豊富に含まれるカリウムは、体内の塩分排出を助け、高血圧予防に役立ちます。
保存方法
ブルーム(白い粉)を落とさないように新聞紙かポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。
日持ちをしないためできるだけ早めに食べきるのが一番です。
長期保存する場合は、枝から一粒ずつカットして密封容器や袋に入れて冷蔵庫で保存するとよいです。
由来
「葡萄」の漢字は、中央アジアのフェルガナ地方(現在のウズベキスタンやキルギスなど)の言葉である「budaw」が、中国で音写されて「蒲陶(プタオ)」 となりました。
それが変化して「葡萄」となったことに由来しています。
日本にもこの中国の表記が伝わりました。
語源
中央アジアの言葉「budaw(ブダウ)」が語源です。
中国での表記
「budaw」が中国に伝わった際に、音を写して「蒲陶」と書かれるようになったのです。
漢字の変化
「蒲陶」は表記が変化し、のちに「葡萄」と言う漢字が使われるようになりました。
日本への伝来
この「葡萄」の漢字表記が日本に伝わってきました。
注記
日本には古くから自生するヤマブドウやエビヅルがあり、これらは「エビやエビカヅラ」と呼ばれていました。「葡萄」と書いて「ブドウ」と読むようになったのは、中国から渡来した「ヨーロッパブドウ」のことです。
葡萄と巨峰の違い
「ブドウ」はブドウと言う果物の大きなカテゴリーのことです。「巨峰」はその中の一つの品種名です。
例えるなら「果物」と「リンゴ」の関係です。
巨峰は大粒で黒紫色の果皮、強い甘みとコクのある果汁が特徴です。
巨峰の特徴
見た目
大粒で果皮は濃い紫黒色です。
味
糖度が18~20程度高く、甘みと酸味のバランスが良く濃厚な味わいです。
食感
果肉はしっかりとしていてジューシーなので、食べ応えがあります。
食べ方
皮をむいて食べることが一般的だが、種なしの品種も多く流通しています。
品種
ブドウには、巨峰の他にも「ピオーネ、シャインマスカット、ナガノパープル」など様々な品種があります。
それぞれ違う品種なので、色、形、味、食感などが異なります。
世界
起源
ブドウの栽培期限は紀元前6500年頃のジョージア(グルジア)周辺とされています。
古代文明
古代エジプトの壁画にも栽培の様子が描かれています。
古代ギリシャやローマではワインが宗教儀式や日常生活に深く根付いています。
中世
ローマ帝国がヨーロッパ各地にブドウ栽培を広めたのです。
中世のヨーロッパではカトリックの修道士が栽培の中心となりました。
日本
伝来
奈良時代に中国から伝わったとされています。
古代の利用
縄文時代の三内丸山遺跡から、種が多く見つかりました。
当時の人々が食用や発酵させて利用していた可能性がありました。
甲州種の栽培開始
鎌倉時代初期(1186年頃)に、山梨県の甲州市勝沼周辺で「甲州種」の栽培が始まったとされています。
明治時代以降
明治時代にデラウェアなどの外国品種が導入され、山梨県を中心にブドウの栽培が本格氏、生食用の品種が多く作られるようになっていきました。
第二次世界大戦中
ソナーの材料となるロッシェル塩の原料を確保するため、ワイン醸造(じょうぞう)が奨励された時期もありました。
歴史
ブドウの歴史は古く、紀元前4000~3000年には栽培が始まりました。
日本では、奈良時代に中国から伝来したと言う説があります。
鎌倉時代初期には山梨の「甲州種」が栽培されていました。
明治時代にはヨーロッパから新品種が導入され、生食用として栽培されるようになりました。
