かぶ(漢字:蕪)

花言葉

カブの花言葉は「慈愛と晴れ晴れと」なります。

慈愛
カブは春の七草のひとつである「スズナ」とも呼ばれています。
慈愛は優しさや深い愛情を意味しています。
晴れ晴れと
カブの黄色い花が咲く姿が、すがすがしく晴れやかな様子から連想されています。
縁起
カブは「株が上がるや頭(かしら)が良くなる」と言う語呂合わせやたくましく根を張ることから「家運や繁栄や子孫繁栄」などの縁起物とされています。
また、「春の七草」である「スズナ」としても知られています。無病息災を願う意味合いもあります。

理由
語呂合わせ
「頭(かしら)」に通じる:古くから「頭(かしら)」と呼ばれています。
人の「頭」になることから出世やリーダーシップを願う縁起物とされています。
株が上がる
現代でも、評判がよくなることを「株が上がる」と表現することから、金運上昇や商売繁盛を願う縁起物として親(した)しまれています。

たくましく根を張る姿
家運・子孫繁栄
太くたくましく根を張る姿が、家運や子孫繁栄と結び付けられています。
春の七草
無病息災
「春の七草」の一つである「スズナ」として、厄除けや無病息災を願う意味合いを持っています。
菊花カブ
長寿・健康
菊花カブは、菊が持つ長寿や邪気払いの意味合いと組み合わされています。
家族の健康と長寿を願う縁起物ともされています。

関連する縁起物
かぶらむし
カブの形をしたお菓子で、子孫繁栄を願う縁起菓子です。
たいかぶえび
鯛(商売繁盛)、カブ(調和・繁栄)、えび(長寿)が描かれた手ぬぐいで、結婚祝いなどに用いられることがあります。
別名(かぶら)
一般的な呼び名の一つです。
特に関西地方でよく使われています。
ダイトウナ(大頭菜)
カブの肥大した根の部分の形が、大きな頭に似ていることに由来しています。

効果

カブの効果は、葉と根で異なります。葉はビタミンC、β-カロテン、カルシウム、食物繊維が豊富で風邪予防や免疫力向上に役立ちます。

根は消化酵素のアミラーゼが豊富なので、食べすぎや胃もたれ、胸やけの解消に効果的になります。

また、共通してビタミンCや食物繊維も含むため、肌の健康維持や腸内環境を整える効果も期待できます。

根の効果
消化促進
アミラーゼと言う消化酵素がでんぷんの消化を助け、胃もたれや胸やけの解消にもつながります。
整腸作用
食物繊維が腸内環境を整えてくれます。
体を温める
胃腸を温め、冷えによる腹痛を和(やわ)らげる効果があります。
デトックス効果
薬膳の考え方では、解毒作用があり、吹き出物などには良いとされています。

葉の効果
免疫力向上
ビタミンCとβ-カロテンが豊富で、免疫力を高めて風邪予防にも役立ちます。
皮膚や粘膜の健康維持
体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンが肌、粘膜、呼吸器系統の健康維持を保ちます。
骨の健康
カルシウムを多く含み、骨や歯を丈夫にするのに役立ちます。
目の健康
体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンは、視力維持にも重要とされています。

豆知識

カブは、葉と根が異なる栄養を持つ万能な野菜です。

葉は緑黄色野菜としてビタミンCやβ-カロテンが豊富です。

根は消化を助けるアミラーゼを多く含んでいます。

また、歴史が古く弥生時代に渡来したと言われており、地域ごとの伝統野菜も多く残っています。

栄養と効能
葉の部分
豊富なビタミンCやβ-カロテンは抗酸化作用があり、免疫力を高めます。
根の部分
消化酵素アミラーゼが豊富で、生で食べると消化促進に役立ちます。
共通
カリウムも含まれているため、余分な塩分を体外へ排出する効果が期待できます。
分類
カブの根は、淡色野菜は緑黄色野菜に分類されています。
品種
日本には80品種以上が存在し、聖護院カブなど地域特産の伝統野菜も多くあります。
千枚漬け
京都の聖護院カブを薄くスライスして作られる漬物で、その薄さから「千枚」と名付けられました。

保存のコツ

カブの鮮度を保つには、葉と根を切り離して保存するのがおすすめです。

葉は湿らせた新聞紙に包んで、冷蔵します。

根も同じように保存します。購入後は2日程度で消費するのが理想的です。

世界での歴史
原産地
地中海沿岸から中央アジア(アフガニスタン周辺)
古代
ギリシャやローマでも栽培されていました。
中世以降
ヨーロッパでは食用だけではなく、飼料としても重要視されています。

日本での歴史
伝来
弥生時代に大陸から伝来したと考えられていました。
奈良時代
「日本書紀」に持統天皇が栽培を奨励した記録があり、既(すで)に広く食べられていました。
平安時代
春の七草のひとつ「スズナ」として知られるようになりました。
江戸時代
全国各地で栽培されるようになり、多くの地方品種が誕生しました。
現在
「聖護院カブ」や「日野野菜」など、多くの地方品種が現在も親しまれています。

歴史

カブは紀元前からヨーロッパや中央アジアで栽培されていました。

日本には弥生時代に大陸から伝わったとされています。

日本書紀には持統天皇7年(西暦693年)がカブの栽培を奨励した記録があり、奈良時代には既に食用とされていました。

古くから日本の食文化に根付いており、春の七草のひとつ「スズナ」としても知られています。

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